木曜日よりシカゴでNSHMBAというキャリアフォーラムがあり、大学はお休み。多くのMBA学生が履歴書片手に寒いシカゴへ向かう。
私 はといえば、ボストンで行われる日英バイリンガル向けのボストンキャリアフォーラムへ。私費留学で卒業後にキャリアアップを目指す日本人学生はみんなここ へ向かう。MBAだけでなく、主に海外大学を卒業する学生向けの新卒枠での採用もあるため、3日間で1万人だとかの学生がボストンに集結するらしい。
私の場合、ここで仕事を見つけることは第一希望ではなかったりもするのだが、とりあえずいろいろな仕事を見ることができるだろうという気持ちでの参加になる。他に社費留学組みクラスメイトたちも、噂のキャリアフォーラムにとりあえず顔を出してみようと会場へ。
会場へ着くと、スーツを着た人、人、人。みんなが黒い服に身をつつみ、そして会場内の地べたに座っている。もちろん歩いている人も大勢いるのだが、それよりも床に座っている人の方が目に付くのは、きっとあまりに見慣れない光景だからだろう。会場内を歩きながらブースを見ていると、ほんとにいろんな企業が参加しているのが良く分かる。
メーカー、コンサル、IT、製薬なども多いが、いちばん目に付くのは金融。特に外資の金融機関の前には、人だかりができている。2008年に酷い目に遭ったとはいえ、業績も回復してきている彼らの人気は絶大だ。私は金融に関心がない上に、今の金融人気は単なるブームだと思っていて、経済の構造が長いスパンで変わっていくうちに、主役ではなくなる産業だとか思っていたりするので、遠目から見ているだけなんだけど。
いくつかの企業に募集している職種を聞いてみたり、自分の関心と合うかなと考えたりしながら、知人を見つけて話しかけたら、その企業の面接をとりあえず受けてみることになったり(二次で落ちた)。楽しかったといえばそうだし、今まで歩んできた自分のキャリアというのが、やっぱり企業にモテる履歴書ではないことは良く分かったり。この日の最後にセミナーで聞いた某米国企業の人事部門のシニアマネージャーさんの話がとてもエキサイティングだったことが一番の収穫。残念ながら履歴書を提出した後も、この企業からの連絡はないんだけど。
うれしいことにはクラスメイトの数名には、このフォーラム初日に内定およびほぼ内定が出たことだ。さて私もぼやぼやしていないで、進みたい道だけじゃなく進める道も見つけていかないと。ううむ。
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