午後からシスター・スーダのオフィスアワーにアポイントを入れて、最終のレポートに関するアドバイスをもらう。課題は自分が過去に経験した「BAD NEWS」を人に伝えるレターを書くこと。彼女が教える効果的なバッドニュースの伝え方というのが、まずニュートラルなトーンで事実を述べ、悪いニュースを伝えた後、なるべくポジティブに締めくくる、という形式。自分の事例を持っていって、構成についてコメントをもらうのだが、いつもながら文章が上手いなぁと感心してしまう。
午後、ブラジル人学生によるカルチャークエスト。いろいろネタが豊富だったので、メモを見ながら思いつくままに記しておく。
午後、ブラジル人学生によるカルチャークエスト。いろいろネタが豊富だったので、メモを見ながら思いつくままに記しておく。
○ まず、ハローの言い方と題して、男女の友達が会ったときには、ほほに1~3回キスをします、とたのしい話題から始まる。サルバドール、レシフェなど各地のカーニバルの紹介した後は、ブラジル内部の文化の多様性を紹介していく。
○ 経済的には、GDPで世界7位。ビーフ、チキン、オレンジ、コーヒー、タバコ、砂糖の輸出で知られる。あと、電気の80%が水流発電でまかなわれている。バイオ燃料産業は世界一の規模。航空機製造のEMBRAERという会社も有名。
○ ポルトガル語セミナー。
「Se voce fosse sal, eu beberia o mar!!」
あなたが塩なら、私は海を飲み干してやる。情熱的でよい。笑
○ アマゾン河でサーフィン。
ポロロッカという自然現象があり、1年に1度満月が赤道直下にくるとき、河が50キロ、2時間にわたって逆流する。その様子は圧巻。サーファーたちはこの逆流を待ち構えて波に乗る。
○ 首都ブラジリアは、軍事政権が作った都市。有名建築家がデザインしていてユニークな建物が並ぶ。街も中央を大通りが走り、そこから左右に鳥が翼を広げたような形に住宅地が広がっている。
○ コモディティーの輸出国。砂糖、コーン、コーヒー、など。あとヘリコプターの基地が多い。世界2位。そして実は車も作ってる。世界4位。
ここでプレゼンターであるロベルトの愛息君が父親を追いかけてステージに立ってしまい、史上初の子ども抱っこしてのプレゼンが始まる。観客一同が爆笑。
○ ビール消費4位。カーニバル。肉の消費は5位。バーベキューは世界一、と言ったところでアルゼンチン人のナチョが反撃。俺の国のほうが上だ!と言いながら、なぜかカバンからアルゼンチンのサッカーチームのユニフォームを取り出して着始める。
○ 人種のるつぼ。86%が混血だというのだからびっくり。カルロス・ゴーン、白人モデルのBunchen、サッカーの王様ペレは黒人、土着のネイティブ・インディアン、日本人や中国系も大勢いる。日本、レバノン、イタリアの集落があり、ドイツ、イタリア人移民も多く住んでいる。
○ ワールドカップを5回制覇。というわけで、なぜかクラス中のW杯優勝経験国の学生によるリフティング大会が始まる。イタリア人ミケーレがサッカーをしないらしく、2回で終了。ドイツ、ポルトガル、アルゼンチンを押さえて、ブルガリアが15回でトップに立つが、満を持して登場したブラジル人リカルドが棒立ちのまま、左足だけで20回をこなしてしまう。予定調和っぷりに部屋中がブーイングの嵐。
○ 今後、W杯14年がブラジル12都市で行われ、オリンピック16年がリオに決定している。経済発展はまだまだ続く。
それにしても、ブラジルを紹介するビデオが素敵すぎた。
カルチャークエストはたのしい。
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