Thursday, March 31, 2011

3月30日(水) 朝スーダ、見学者来る、ダルコ先生を囲む会

8.30 am Management Communication
11.30 am Campus visit by HULT applicant
12.50 pm Operations Management (Guest Speaker)
4.00 pm Finance optional session with Prof. Dalko

朝からシスター・スーダのフリーセッション。4月締め切りの最終エッセイについて自由に質問してアドバイスをもらう。私は前回オフィスアワーに質問に行ってほぼストラクチャーができていたので、1人で作文に没頭していた。だいたい形になったので、また来週のセッションに来て終わらせよう。

その後、日本からHULTの受験を検討中というM氏の訪問にアテンド。同級生数名とランチを食べながら取り留めのない話をして、その後、オペレーションのゲストスピーカーによるセッションも見学してもらえた。某メーカーでサプライチェーンを担当していたそうなので、楽しんでもらえたならうれしい。

ランチを食べながらHULTの話をしていて、MBA受験をする人にとっての1番のハードルがTOEFLとGMAT、1番の気掛かりが卒業後の就職なのだよなと再認識。卒業後に関しては私も同じくらい気掛かりだが。HULTでの学習、就職、生活情報なんかをまとめた内部用Wiki的なものがあればよいのになと思う。@Wikiというウェブサイトを見てみたが、コンテンツは公開されてしまうようなので、できたらメンバー限定で閲覧できて、みんなが書き込める何かがあればきっと便利。知恵のある方より情報希望。

オペレーションのゲストスピーカーはGilletteのSCM担当者によるもの。いつも製品のイノベーションが鍵で、「これ以上のものはあり得ない」と思った製品を、次のイノベーションによって過去のものにしていくことが大切だという。そしてイノベーションは技術的な革新だけではなく、顧客が値段に見合うだけの価値を見出すものでないといけないとか。ひげ剃りに込められた知恵と熱意に感心。

サプライチェーンでいえば、Gilletteは2005年にP&Gに買収されたため、かなり効率的なSCを手に入れたらしい。北米で3つくらいの大きなDC (配送センター) があり、国内各地へオーダーから36時間以内に納品可能。また、SKU (パッケージ) が多彩で個別の需要予測が難しいため、サプライチェーンの後工程でパッケージ詰めを行うようになっている。それぞれのパッケージに独特な工程を後に遅らせることで、在庫の効率的な分配が可能なんだとか。

その後、ファイナンスのオプショナルセッション。教官のダルコが、課題になっているケーススタディーや、昨日の小テストのこと、ファイナンスに関する質問全般を受け付ける。レクチャースタイルを想像していたのだが、明日のCSRの試験もあって集まったのがたった15人。参加者でイスを寄せ合って座談会的な雰囲気になった。名して「ダルコ先生を囲む会」。

資金調達コストに関する質問なんかが出て、利率の低い日本でどうしてもっとレバレッジを掛けてビジネスをしないのかと、とても大雑把な質問がなぜか私に振られてきたりして困ったが、とにかくこの集まりはおもしろかった。内容について、とてもメモしておきたいところがあったので、別途エントリーにて書こうと思う。

ちなみに、上記質問に対して私が答えたのは、
  • 利率が低いときは景気が悪いので銀行は融資を渋る。お金に困っていて借金をしたいビジネスほどお金を借りられない。
  • 企業として借金をしてレバレッジをあげてもビジネスを伸ばす戦略がなければ仕方ない。
  • 文化としてあまりリスクを取りたがらないと思う。投資より貯金の文化だ。
  • 株主の構成も機関投資家の影響が小さかったので、投資による株主利益最大化への圧力が小さかったのではないか。
という内容。全く専門外なのでナンセンスなことを言っていなければよいのだが。もっと詳しい方がたくさんいると思うので、フィードバックは随時受付中。あるいは、こういうのをネタに飲みましょう。もっと知識が欲しい。

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