Thursday, February 10, 2011

2月10日(木)

8.30 am Global Citizenship
2.30 pm Visit Company P
7.30 pm Home

Global Citizenshipは、授業のタイトルからは分かりにくいのだが、基本的にCSR (企業の社会的責任) についての講義。CSRとフィランソロピー (慈善活動) の違いは何か、企業は社会に対して責任を負うのかなどの議論を行った後、ドキュメンタリー「The Corporation」を見る。これが気分の重くなる映画だ。企業が原因の公害問題、搾取される発展途上国の若年労働者の話などが紹介される。

企業の活動の負の側面を取り上げたドキュメンタリーなので、企業のあり方について、社会のあり方について考えさせるのは確かだ。しかし、私は一方で、社会に対して善を行えるのも企業だと思う。確かにおかしな面が存在して、改善というか改革と呼ぶべきレベルの見直しは必要なのかもしれないが、だからといって企業活動を否定するような考え方というのは、結局、誰も幸せにしないと思う。

このドキュメンタリーは前編YouTubeで見ることができる (英語)。

午後、一昨日会えなかったメンターに会うために再度Andoverへ。電車に揺られ、タクシーに乗ると、なぜか別の乗客も乗り合わせている。普通のセダンなのだが、内部は乗り合いバス。2人組をデイケアセンターで下ろし、その後、運転手はそこそこ迷いながら目的地へたどり着いてくれた。

ここで時間が押したため、メンターとの面談の予定の時間がなくなり、なぜか彼女のチームメンバーの誕生日パーティーへ参加することになった。アメリカ人が4名、中国人が1名、シエラレオネ人 (アフリカね) が1名というチームだ。しばらく楽しい時間をすごして、その後、メンターのナンと話し始めると、今度は彼女の電話が鳴り・・・「夜にボストンで用ができたから、今から一緒に車でボストンへ行ってそこで話しましょう」とまたも予定変更。

そんなこんなでボストンへ送ってもらって、車の中とNorth Station近くのパブで、近況や今後の計画、またHultが用意してくれているメンターシップ・プログラムの活用法について話した。その中で、私が3月の1週目に授業がほとんどないので、その間に彼女の元でインターンのような形で仕事をさせてもらえないかと聞くと、驚くほどすんなりと承諾してくれた。そして、予定についてメールをしてくれと言ってくれる。

一般的に言って、学生ビザしか持たない日本人にとって、アメリカでの就職活動はとてもむずかしい。しかし、このメンターの会社でインターンのような形で仕事に関わることが出来るなら、それ自体が貴重な経験になるし、履歴書にもアピール材料として書くことが出来る。まだ、正式決定ではないが、とにかく暗中模索だった卒業後の進路について、一歩前に踏み出せたと思う。

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