Saturday, February 5, 2011

2月5日(土) Harvard Extension School

Harvard Extension School (ハーバードエクステンションスクール) というのに通い始めた。有名なハーバード大学の社会人教育や生涯教育の部門だ、と私は解釈している。いろいろな専門の授業が1コース単位で受けられ、授業は夜間や週末が中心。入学要件もTOEFLのスコアだけだった。

授業のタイトルは「Becoming an Agent of Change (変化を起こす人になるために)」。毎週土曜日1時から4時、これから4月中旬まで通うことになる。オランダ人のJorritが講師。普段はハーバードのケネディスクールで、エグゼクティブ向けのプログラムを教えている。クラスは10人程度の小さなグループで、ディスカッションが中心。メンバーは、アメリカ人が半数弱、オーストリア、ポーランド、パキスタン、サウジアラビア、そして私。

「どんな変化を起こしたいのか」という問いがあった。私は、Hultの今のチームをもっと良くしたいので、メンバーがもっと学習にコミットし、文化や個人の壁を越えて学びあえるチームを作りたいと答えた。私と同様に職場でのグループの変化を望む人もいたし、ビジネス自体をどうして行くかと考えている人も、自分の国の公共教育を変えたいと大きなビジョンを持つ人もした。いろいろな角度からの意見が得られて面白い。

レクチャーの部分では、変化を考えるときのフレームワークとして、1.Legitimacy and Support (制度とサポート)、2.Operational Capability (実際の運営能力)、3.Public Value (価値) という3つの領域が示された。

1.変化が起こるには、制度が必要だし、この制度は必要なプレーヤーからサポートされていなければならない。例えば、米国の医療制度改革は、オバマという一番のパワーを持っているが、関係者からのサポートを得られていないから苦戦している。
2.また、やる気があっても物理的不可能ならダメ。
3.そもそも、その変化の意義は?
と、いまいち消化し切れていないのだが、変化を考えるときには、3つの側面について考えることが重要だと。どこにアプローチすることで、変化が起こるのかを考えなければいけないという話だったと思う。

帰り道に生協で本を買いながら、Hultにも文房具屋と本屋くらいがあればよいのになあとつくづく思う。私なんてかなりの上客になる自信があるんだけれど。

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