Saturday, January 29, 2011

1月28日(金) 成績発表

総合成績にあたるGPAは3.55 (4.00満点)。
内訳は以下。
  • A ×1 (Economics)
  • A- ×3 (Accounting, Finance, Global Management)
  • B+ ×1 (Marketing)
  • B- ×1 (Quant)。
EconomicsではAが取れたが、AccountingとFinanceでどちらもA-になったのは残念。どちらも中間試験の成績は良かったのだが、平均点も高かったのであまり差が付かなかったのだろう。Accountingでは、テキストの問題を何度か遅れて提出したこともあったし、授業中のミニテストでも点を落としていたので仕方ない。Financeは最終試験の成績をシャルティエに聞いてみることにする。

Global ManagementのA-は予想よりも良くてうれしい。チームのペーパーも中間エッセイもBだったのだが、最後スキットや最終エッセイ、パーティシペーションで挽回することが出来たらしい。授業中の発言は、日本の文化については積極的に発信することが出来たし (情報の確度はさておき)、その他、異文化体験という面で価値のある発言ができていたのだと思う。

MarketingのB+は妥当なところ。教官Hurleyと話したところ、チームのプロジェクトの評価が高かった (AとA-) が、個人ワークで点数を伸ばせなかった様子 (B ×2)。うれしかったことには、授業へのパーティシペーション評価でA-をもらえていた。チームでのプロジェクトを一番楽しめた (そして一番揉めた) 科目だったが、得意分野でもないし成績はあまり期待していなかったので、この成績なら気分上々。

B-はQuant。試験の成績がBで、何か大きな間違いをやったらしい。その他のペーパーや中間テストの成績は良かったが、成績を下げたのはクラスへのパーティシペーション。試験やグループプロジェクトの平均点が高く、あまり差が付かないため、成績は実質的にこのパーティシペーションで決定されている。

以下、このブログを読んでいる人が、来年度のHultでLのクラスに参加している可能性もあるので(?)、参考情報として記述しておく。

パーティシペーションは最終評価の20%に換算されるが、ここで彼は一部学生に満点の満点の20点、一部に0点という極端な差を付けている。これは最終試験の50点差に相当し、この結果、最終試験が70点の学生が、試験で100点を取った学生よりも高い成績を取れることになる (そして実際これが起こっている)。

総合成績がおおよそ90%以上でAかA-、80-90%でB+からB-、70-80%でCなのだから、この成績も20-14点程度で付けるのが妥当だと思うし、そもそも実際にクラスに参加して周囲を見ている印象 (発言の頻度、クオリティ) と、Lの成績評価が一致しているとも言い難いので、要は講師に良い印象をもたれることが重要な様子。とにかく、このQuantは要注意科目だ。

Friday, January 28, 2011

1月27日(木)

10.00 Team meeting

モジュールB、新しいチームでのミーティング。本当は水曜日に予定されていたのだが、メンバー2名の都合により今日に延期。しかし、インド人アルンが旅行の予定を入れてしまっていたらしく欠席。インド人ラフールも先週アイススケートで転んで折った腕が痛むといって欠席。6名中4名の出席で、幸先の悪いスタートとなった。

新しいチームは長身のブラジル人ジュリオ、紅一点のチュニジア人エンジニアのイネス、人の良いおじさんメキシコ人オズバルド、私が使っているブラウザを作った会社G出身のインド人アルンと、もう1人インド人のラフール、そして私の6人。

初日のミーティング(アルンとラフールは欠席) を終えた感触としては悪くない。ジュリオとイネスはバランス感覚が良く、全体を見ながら作業を進めてくれるタイプなので、一緒に仕事がしやすいように思う。オズバルドは自動車業界と鉄道会社で長年の経験があるため、実務に基づいた話をしてくれるので、特に企業での経験の浅い私にとってはうれしい。

月曜日に提出するケース分析が2件あったので、ミーティングに参加した4名で1件を片付け、もう1件のドラフトを欠席している2人に任せることにした。日曜日にこれを上げてもらって、月曜日の授業前に加筆、修正、編集して提出すれば大丈夫だろう。

Thursday, January 27, 2011

1月26日(水)

8.30 am Management Communication

モジュールAでプレゼンテーションのクラスを教えていたレディー・スーダの妹、名付けてシスター・スーダが教えるビジネスライティングのクラス。どうやって簡潔で、読みやすく、伝わりやすい上に、説得力のあるレターを書くかについて4つのステップを解説してくれる。実例を交えて、効果的な文章とそうでないものの違いを分かりやすく解説してくれるため、周囲の評判も上々。私はメールの文面が固く、少しダイレクトに用件を伝えすぎる傾向があると自覚しているので、来週のオフィスアワーで少しアドバイスをもらうことにする。

さて、ここしばらく頭痛の種がある。いくつかある。

その中の1つは、HSAがクレーム処理係のようになってしまっていること。講師Lの成績評価への説明を求める声だとか、モジュールBの時間割が極端に忙しい時期とそうでもない時期に分かれていることに対する不満だとか、いろいろと「学校側に不満を伝えてくれ」という要望を受けている。特にみんな(?)私には話しかけやすいのか、他のHSAメンバーに比べてもどうやらクレームを受けることが多い。

しかし、問題は不平不満やクレームばかりを大学へ届けてもろくなことにならないこと。文句を言うばかりの学生委員会という印象をもたれてしまえば、相手の態度を硬化させ、こちらの意見に対する信用を低下するばかり。建設的で現実的な解決策まで考えてくれると良いのだが、正直子供じみて見えるクレームばかりが私のところへやってくるのは、文化の違いなのか、性格の問題なのか。おそらく、適切な行動を取れる学生は、いちいちHSAを通さずに教官にコンタクトを取って自分の問題を処理している気がする。

Wednesday, January 26, 2011

1月25日(火)

8.30 am Global Citizenship

痛恨の寝坊。どうにも寝付けないまま朝を迎えて、午前5時頃ようやく眠りに落ち、目が覚めたときには授業が始まっていた、という失態。後半から授業に出て、ケーススタディーを1つ。

授業のメインフォーカスは、企業の社会的責任 (CSR) 。とても興味のある分野であり、今後の企業が社会に対してどのような役割を果たしていくのかを考えるために、ぜひ突っ込んで勉強したいと思っている (なのになんで寝坊するかなぁ)。大きな影響を受けたピーターセンゲの「持続可能な未来へ」にもあるように、現代社会における企業というのは、国家よりも大きな影響力をもつ。実際の企業の試みや米国式CSRの枠組みや考え方について学習していくことになると思うので、今後の授業が楽しみ。

夕方、モジュールAのチームで打ち上げ。このメンバーで飲みに行ったのは初めてだったが、とても楽しい話が出来た。課題のストレスや衝突から開放されたので、いい感じに肩の力を抜いて話し合えるようになったのだと思う。

Saturday, January 22, 2011

1月20日(木) - 21日(金)

モジュールAとモジュールBの間、4日間の休みの前半はリラックスして過ごしている。

木曜には、2月に予定しているカルチャークエストという文化紹介イベントのミーティング。日本の文化について映像や写真、その他の方法で紹介する。いろいろとアイデアは出るが、これを45分のプレゼンテーションにまとめるのはきっと一苦労だ。

夕方には、大の日本食ファンだというブラジル人ギレルメ家族と、ポルトガル人のゴンサーロを連れて、ブルックラインにある日本食屋、四季へ。ここは私が知っている中で唯一、ボストンで日本食らしい日本食が食べられる店。日本人の店員の態度はアメリカナイズされていて、日本で思うようなサービスは受けられないが、料理は正直すばらしい。当日参加したファビオとその婚約者、イタリア人ミケーレと、大いに食べて飲んだ。

金曜、また雪が降った。朝から統計の成績について学生の事例をまとめて、大学側の対応を求めるメールを送付。雪がやんだあとで、Hultへ行って副DeanのKafiと少し話をした。成績評価の仕方や、26日に予定されている講師Lとのセッションいついて、とても親切なアドバイスをしてくれる。明確にすべき点などをリストアップして臨むことにする。

正直なところ、私個人としては講師Lとはまったく性格や考え方が合わないし、授業の内容も他の授業に比べて不満が多い。しかし、Hult側の対応としてはアメリカでの教官との付き合い方についても、大学側としての成績評価に対する考え方にしても、妥当なところだと思う。とにかく、これも経験の1つだと捉えながら、すっきりできればよいなと思う。

夜はボストンHult日本人でモジュールAのお疲れ会。また、外食。そしてAllstonのHarvard Avenue近くにある日本語で歌えるカラオケに行った。アメリカではじめてのカラオケだったが、とてもよいストレス発散になった。

さて、週末はモジュールBに向けたリーディングと、部屋の片付けと、そして就職活動についても手をつけていかないと。

Wednesday, January 19, 2011

1月19日(水)

午前中、ロンドンの知人より大至急の翻訳の依頼。分量は少なかったので30分程度で完成したのだが、うちのラップトップがネットにつながらないのでHultへ行って作業をすることになった。仕事は断らないことで、信用が築ける部分もあると思う。

12時よりプレゼンのリハーサル。担当者はジュリー、クリエイティブ君とアルバロ。1回目の通し練習では予定時間の15分を大幅にオーバー(駄洒落のような響きだ)。互いにコメントを出し合って、どこを削ろうとか、どこが冗長だったとかを検討。2回目のリハーサルでは、私がノートに大きく数字を書いて、残り時間を知らせることにした。「あと5分」から始まり、3分、2分、1分と知らせることで、今回は予定時間をきっちりと守ることができた。

ここで私が少しワルノリ。「Hang in there! (がんばれ)」とか「You're AMAZING! (すごくいい感じ)」とかのメッセージも出すことにした。割といい感じでプレゼンの準備が進み、チームのモチベーションも高い。さて後は順番が回ってくるのを待つだけなのだが、ここへきていつも通りの言い争いもあって、最終ラウンドも打ち合いだなあと感心。データの相関が「non-linear」なのか「non-lineal」なのか、たったそれだけの表現のことなのだが、クリエイティブ君とアルバロが互いに譲らない。Googleで調べたり、辞書を開いたり、とにかく自分の意見を通すための努力は惜しまない。今回はクリエイティブ君の主張した「non-linear」が採用された。私は今回は参戦せずに傍観。

2時15分開始予定だったプレゼンは、3時過ぎになって始まった。教官Hurleyがプレゼンの途中でこまめに質問を挟み、詳細なフィードバックを行うため、時間が押している。私たちのプレゼンに対する反応は上々。正直私もスライドを確認していた段階から、かなりよくできているような気がしていたので、無事にプレゼンが終わったときには達成感があった。

夜に中華街で鍋を食べて、その後クラスメイトたちの集まりに顔を出して帰宅。

1月18日(火)

9.30 am Team meeting

プレゼンの準備。スライドを仕上げて、内容について議論。気づくと、6時間も過ぎている。効率が悪い。翌日は、午後から集まってリハーサルを行うことにする。ここ2日間、あまりに長くチームといたため、みんないろいろ別にしたいことがあるらしい。

特にアメリカ人ジュリーは、この非効率に耐えられない様子。スライドの内容をつめるのだから時間が掛かるのは仕方ないのだが、集中力に欠ける時間帯があることは事実。次のモジュールのチームでのミーティングを効果的にするにはどんなマネジメントが必要なのだろう。

うちに帰ると、ラップトップの前面に付いているスライド式のWi-Fiスイッチがなぜか動かなくない。そして、OFFの位置で固定されているためインターネットに接続できない。iPodからグーグルを使って症状を調べると、「ハードの故障なのでソフトウェアでは修復はできません。修理に出すしかないです」とのこと。日本まで送らないといけないのだろうか。非常に困る。

翌日には大学からネットブックを持って帰ってきて代用することにするが、ラップトップ内のデータなどをいちいちメモリスティックなどを使って取り出さないといけないし、作業をするにもネットブックとラップトップでは使い勝手がぜんぜん違う。ほんとうに、困った。

Sunday, January 16, 2011

Hult周辺の雪景色

真っ白な地面と、雪化粧の樹木。


主要な道路は除雪車が雪をかき分けてくれたおかげで、こんな感じになっている。


Hultが見えてくる。

1月13日の通学は私にとってとてもエキサイティングな時間になった。前日の大雪がウソのように空は晴れ渡り、空気は冷たいけれど、この季節のボストンに は珍しいほど太陽がまぶしく、一面に積もった真っ白な雪が光を反射してキラキラと輝いている。雪のめったに積もらない街で育った私は、雪が好きなのだ。

Saturday, January 15, 2011

1月14日(金)

午前、Room to Readの翻訳ボランティア
12.50 pm Marketing
2.30 pm Team meeting
6.30 pm Lingo

RtRの翻訳は、日本の大手古本ビジネスB社への報告書。御社の寄付によって、こんな図書館が経ちました、というレポートだ。寄付した金額によって、どんな成果があったのかを明示した点が、RtRのビジネスモデルの他の非営利法人に対して比べて点だと聞いた。寄付をしてそれがどのように使われたのか分からないのでは確かに問題ありなので、スポンサー=顧客と考えれば、説明責任は果たすべきだ。

午後、Marketingの授業では、スターバックスの事例を用いて、CSの重要性についてのレクチャー。CSレベルの高い顧客のLife-time-value (LTV)が、その他の顧客に比べてどれだけ突出して高くなるかを解説。来店頻度、購入単価、継続来店期間の3項目で、サービスに「とても満足」と答えた顧客が、「満足」と答えた顧客を大幅に上回ったデータを示しながら、この企業にとって大切なのは、不満足→満足というレベルのCS向上ではなく、満足→とても満足への変化だということ。

マーケティングのTeam Meetingでは、またもチームで一悶着。前日のミーティングで、現状のビジネスについての仮説とそれに基づいたプランをを立てたのだが、ジュリーの調べ物の結果、前日の仮説と違う事実が出てきて、私たちチームのプランを大幅に変更しなければならなくなった。これに不満を表明したのがクリエイティブ君。前日のシナリオに沿って彼なりに何か作業をしていたらしく、全部やり直すのがいやだと言い張る。そうは言っても、変更を行わない限りチームのプロジェクトが前に進まないのだが、変更案にも散々批判を加えて、結局現行案で行きたいと言って譲らない。

喧々諤々とどこへも進まない議論の後で、結局、「昨日の仮説に基づいてはプロジェクトを進められない」、「私たちはチームとして締め切りを守らなきゃいけない」、「君にイノベーティブな代替案がないのであれば、とっても残念だけれど作業のやり直しをやってもらって、新しい案で進めよう」と至極当たり前の結論で彼も渋々折れてくれる。

「君がやってきてくれた作業と、やり直しの手間を掛けてくれていることには感謝しているぜ」。
少しでも彼をねぎらってやろうと言った私に対して返って来た言葉は、
「ああ、せめてこういうのがもっと早く分かってればな」
・・・そんなことを言われても、誰の責任でもない。苦笑

ここで言い返しても、また面倒なことになるので無言で流していると、「第2に・・・」とか文句を重ね始めるクリエイティブ君。ゴーイングマイウェイっぷりは相変わらずだ。ジュリーが援軍に入って、「あなたはアキのナイスすぎるほめ言葉(ほぼお世辞)だけを受け取って、何も言わずに立ち去るべきだと思うわ」、となったところで、話を打ち切る。

その後、Kと夕食を食べて、うちに帰って就寝。

Thursday, January 13, 2011

1月13日(木)

10.00 am Team meeting
12.50 pm Business Execution
5.00 pm Team meeting

朝のミーティングで午後のビジネスエグゼキューション(BE)の打ち合わせ。これが大変だった。

これまでの授業の内容から学んだことを、他のチームに対して発表し、相互の学習を助け合いなさい、との指令。私たちはカードゲームを作って、これまでに授業で取り扱ったセオリーやフレームワークを復習するプログラムを用意した。30枚のカードのうち、15枚には学習した理論の名称、残りの15枚にはそれら理論のイメージ図やフレームが書かれている。ちなみに全カードの裏側にはクラスメイトの写真が貼ってある。トランプの神経衰弱の要領で、理論の名称と関連する図をマッチングさせていくことで、学習した内容を総復習できる仕組みだ。

しかし、このカードを理論(グループA)と図(グループB)に分けて配置するか、30枚全部をまとめて並べることにするかという、本当にどうでもいい問題で、また口論に近いような議論をしなければいけなくなる。これだからうちのチームは素敵に大変だ。

カードを2グループに分けて、「ランダムな神経衰弱」から「理論とモデルのマッチング」へ、ルールをシンプルにし、コンテンツの復習という点に集中しようと主張するのが私。8分のプレゼンで、ルール説明に1分半、まとめのコメントに3分を使う予定なので、実際、ゲームを行う時間は3分半。時間制限を考えても、復習を助けるという目的を考えても、分かりやすい構成にしてやることがベターだ。

一方、クリエイティブ君とアルバロがこれに反対。クリエイティブ君は、「アキはもっとクリエイティブに考えようぜ」とか言うのだが、「カードを絵柄と文字に分けることと、クリエイティビティは関係ない」と一刀両断にされて引き下がる。説き伏せないといけないのが残り1人。

アルバロは、参加者のクラスメイトたちは子供じゃないんだから、難易度を下げてどうするのだ、と主張。彼は競争が好きなタイプなので、参加者難しいゲームを楽しませることに重点を置いているらしい。

基本やってくるクラスメイトたちは受身で、「さあ、次のチームは何をやってくれるかな」となっているのが私の見解。そこで「さあ、この難しいカードゲームをやってくれ」と言われたら、私なら面倒くさい。しかし、アルバロの中では「わぁ、ゲームだ。楽しみだ!」となることになっているらしい。きっとどうしようもない性格の違いなのだろう。こうなると、彼は全クラスメイトのデータでも持ってきた上で数字を用いて説得しないと自分の意見を曲げない。

結局、ぐだぐだと話し合いにならない話し合いのあと、自分たちのチームで一度ゲームをやってみて時間を計ると、難易度が低いとされる私の方法でやっても時間オーバーだ。これでチームとしては、私が主張した方法に流れたのだが、時間制限を守るためにアキの方法でいこうと言うキャロラインに対して、アルバロはまだ怒っている。どうにも個人としての能力は高いのだけど、頑固なので困る。ある程度方針の決まった仕事のアウトプットは、とても信頼できるのだが。

とりあえず、こんな議論の甲斐もあって(?)、本番のプレゼンはうまく行ったのでよしとする。

(Memo) 社長が訊く「任天堂3DS」
http://www.nintendo.co.jp/3ds/interview/hardware/vol1/index.html

1月12日(水)

昨夜から降り出した雪は、今日の夕方までしっかり降って、その後は勢いを弱めた。故郷の大阪では経験することのできない真っ白な街の様子を見ておこうと思い立ち、日暮れ前になって散歩に出かけることにした。

Hult最寄りのショッピングモール、ケンブリッジ・ガレリアの前の池は氷の上に雪が積もって、ただの広場か、あるいはスケートリンクみたいになっている。

葉っぱが落ちた樹木の枝に雪が積もっていて、とてもきれい。だけど写真を見た友達は、小枝チョコレートを思い出した様子。花より団子だよな、やっぱり。

うちの付近もしっかり雪に覆われている。電線の上に見事に雪が積もるのでびっくりしてしまった。
ただ、全般的には予想していたよりは雪による被害などは小さいように思う。というのも、一度ロンドンで大雪が降ったときには全ての交通機関が丸2日に渡ってマヒしてしまい酷い目にあったのだが、さすがボストンの人たちは大雪にも慣れているように感じたからだ。

昨夜から道路には除雪車が走っているので、大きな道路は雪がよけられているし、バスも、電車だって動いているようだった。除雪車が走った後には、歩道と車道を隔てる低い雪のフェンスができる。これがなかなか溶けない。おそらく溶ける頃までには次の雪が降っているだろう。きっと、春が来るまでこの雪のガードレールとは付き合って行くことになるんだろう。

Wednesday, January 12, 2011

1月11日(火)

9.00 am Team Meeting
1.00 pm Study for marketing
7.00 pm Leave school

マーケティングの課題で某コーヒーチェーンが2009年から販売しているインスタントコーヒーを取り扱う。なんだかんだとブレインストーミング気味に話し合い、とりあえず分担したトピックについてそれぞれ調べてくることにする。午後は自分の担当していた分について調べて短いレポートをチームに共有。

この課題について、当初クリエイティブ君とアルバロは電気自動車を取り扱いたいと言っていたのだが、テーマが車となると一部男性が非常に熱くなり、その他が置いてけぼりになるというシーンが非常に多くみられる。私としてはこれを避けたかったのもあって違うネタを提案したのだが、結果的にはチームとしての話し合いはよい感じに進んでいるように思う。

午後、レポート書きをしていると、翌日の授業が全てキャンセルされたと連絡が入る。ボストンに吹雪がやってくるため。前回の大雪はクリスマスの直後だったそうなのだが、私は帰省のためこれを逃した。今回は、寒い北米の冬をしっかり経験しようと思う。

Tuesday, January 11, 2011

1月10日(月)

8.30 am Marketing
10.00 am Meeting
2.30 pm Guest Speaker

朝のマーケティングの授業はレポート課題になっていたGilletteのインドネシアでのマーケティング事例の解説。いろいろなファクターを考慮して売上げのポテンシャルを計算していった私のレポートは、方向性としては間違っていないように思うが、ちょっと考察が甘かったように思う。評価はどうなることやら。

ミーティングではビジネスエグゼキューションのプレゼンの打ち合わせ。ブレインストーミングを行い、ネタを決めて、多少の作業をして、次の予定を立てて終了。

ゲストスピーカーは、教官Hurleyの会社のDirectorが、ソーシャルメディアについて話す。「ソーシャルメディア」という単語は単なる流行語だと思うが、FacebookやTwitterなどを通してユーザーと企業の両者が情報を発信する、という事実をマーケティングの一部として組み入れていかなければならない、というのはよく分かる。しかし、突っ込んだ事例が出てきたわけでもないし、後半は事前に配布されたケースに関するディスカッションのような感じになってしまったのが残念。

ソーシャルメディアというものを全く無視した場合、企業にとってどんなデメリットがあるのだろうかと考えた場合、私が理解していることは、例えば、口コミでの情報が広まらないとか、クレームや要望を吸い上げることができないとかいうこと。リテールのビジネスでこれが重要なのは分かるが、BtBではどうなのだろう。あまり知識のない分野なので、少しぼうっとして聞いているままになっていたのだが、質問してみればよかったと思う。

Saturday, January 8, 2011

統計の成績

1月3日の日記で、私の統計の成績が不当に低く点けられていると書いたのだが、同じことが相当数の学生に起こっている。最終試験で90点を超えた学生がCで、70点台だった学生がBをもらっているなど、シラバスに書かれた評価基準では考えにくい。今まで聞いたいちばん酷い例では、最終試験が92点で成績はC-という者がいる。

これは、おそらく「クラスへの参加」という総合評価の20%にあたる項目で低い評価を受けたためだと考えられるが、それにしても、極端な成績のばらつきには疑問を感じる。Deanに話してみたところ、数人の生徒がすでに彼のところへ話に来ているとのこと。私も自分の成績をサンプルとして提供し、講師Lからは20日間メールへの返信がないこと、これからHSAとして学生からデータを収集した上で評価の詳細を要求する予定であることを伝えた。

Lに関しては、授業の内容および進め方への疑問、補習の日程とそのアナウンスメントの不備、提出した課題の返却の遅れ等、多くの前科がある。正直、何かのミスがあったとしてもおかしくないので、きちんと問い合わせ、状況をクリアにしていきたい。

アメリカの教育システムの良いところは、学生が質問する権利を持っていること。評価の内容について不明な点がある場合には、学生は教官に問い合わせ、納得がいくまで説明を受ける権利を持っている (実際には分かり合えない場合の方が多いだろうけれど)。なんにせよ、日本ではきっと経験しにくいことだと思うので、とにかくアピールしてみて状況の好転が見られれば良いなと思う。

1月7日(金)

授業再開。

8.30 am Marketing
12.50 pm Business Execution

マーケティングは3時間セッション。セールスとプライシングに関するケースが2件。この授業にはスター制度というのがあり、その日のスターに選ばれた学生には優先発言権が与えられる。そしてスタートしてのパフォーマンスで授業への貢献度の成績が付けられる。

昨年中はいちどもスターに選ばれなかったため、今日はさすがに当たる気がしていたから、大学に7時半くらいに到着して、朝食にパンを食べて、コーヒーを飲みながらケースを見直した。授業中の発言は、あまり指名されなかった上に、発言のクオリティも我ながら微妙・・・。やっぱりこの科目とは相性が良くない。志向性の問題なのかも。

ビジネスエクゼキューションでは、各チームがプレゼン。これまでの授業で取り扱ったテーマが、実際にどんな場面に当てはまるのか、それぞれ選んできた映画やビデオクリップの場面を流しながら解説する。いちばん良かったと思ったのは、Italian Jobという映画を用いてホセのチームが行ったプレゼン。違った性格のメンバーをどんな風にマネジメントするか、そして各人の強みを活かすことでチームの成果を最大化できる、という内容。

私のチームでは、アルマゲドンのクライマックスシーンを使った。いろいろと視点を持ち込みたいメンバーと、ポイントをできる限り少なく絞って掘り下げたい私との間で、なかなか激しい議論もあったのだが、結局多数決に押し切られて少しごちゃごちゃしてしまったと思う。見た人がどう感じたかは分からないが。

夕方、レディースーダの課題のため、自分のプレゼンを撮影。夜はLingoで友人としゃべって帰宅。

Friday, January 7, 2011

1月6日(木)

明日のビジネスエクゼキューションのプレゼンのためチームミーティング。
ひさしぶりの面々と4時間ばかり議論を行う。
楽しかったけれど、とてもつかれた。

ポイントを絞る、全体のフレームから考える、ということが
苦手な人にとってはほんとに難しいのだなあと感じる。

Wednesday, January 5, 2011

1月4日(火)

ボストンへ帰って初日。

朝から銀行で家賃の支払い、ミルクやパンの買出し。ボストンには、クリスマス直後に大雪が降ったらしく、その雪がまだ通りに残っている。タクシーの運転手が、日曜に降ったというので、一昨日のことかと思っていたら、どうやらその前の週からずっと雪は溶けずにいるらしい。なるほど、寒いわけだ。

うちに帰って、洗濯、写真や荷物の整理をして、部屋が片付いたところでビジネスエクスキューションの課題に取り掛かる。チームの中で自分が得意とする役割や苦手とする役割を診断するテストを受けたのだが、それを踏まえてこれから何を心掛けていくか、とA4に1枚半程度のエッセイを書く。分量が短い分、内容は良く整理されていなければならないので面倒だ。

私は、チームの進捗確認や方針がぶれていないかといったチェック機能 (Monitor & Evaluator) および、メンバーの意見をまとめながら方針を示していく役割 (Coordinator) が得意分野。一方で、創造性にあふれたアイデアを提案したり、人とのネットワークから情報を仕入れてきたりするような役割はあまり好きではないらしい。「自分の苦手分野を補ってくれる人とうまく協働するために、みんながアイデアを出しやすい雰囲気を作るとともに、必要なときには自分の判断を一時保留することを心掛けます」と。

明日は、午後からクラスメイトの見舞いに行く。ジョギングの最中に凍った地面で滑って脚を骨折したらしい。これから授業が始まるというのに気の毒だ。ちょうど日本みやげに何かお菓子を頼まれていたので、それを渡してお見舞いの品にすることにする。

ところで、GEジャパンの社長とマクドナルドのCEOの対談がおもしろい。
http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20101227/217757/

Monday, January 3, 2011

新年

現在地はSFO (サンフランシスコ国際空港)。大阪からボストンへ戻る途中。

日本へ帰る2日前に母方の祖父が亡くなり、関空へ到着してその足で葬儀へ向かうことになった。海外で暮らしていると、身内に何かが起こったときに駆けつけることができないというのは、確かに辛い。しかし86歳の高齢、しかも癌だったことを思えば、あまり苦しまずに逝ったらしいというのがせめてもの救いだ。

日本には10日あまり滞在したが、主に親戚や家族と過ごした。うれしかったのは、今回は弟が実家に帰っていたため、家族が全員揃う時間が長かったこと。友人にはあまり会える時間がなかったのだが、古い友達と飲みすぎたり、ロンドン以来の友人とランチをしたり、メル友だったカウンセラーの先生とおそばを食べたりと、楽しいこともたくさんあった。

ボストンへ戻れば、早速ビジネスエクスキューションの課題が2つ、マーケティングの課題が2つ。しかも、前回のビジネスエクスキューションの課題でポイントをはずし、再提出 (C) をくらってしまったので、これも12日までにやらなければ。

困ったことが1つ。統計 (Quant)の成績を教官のLeggettに問い合わせたところ、「最終試験の点数は83。総合成績は'C +'だ」というふざけた答えが返ってきた。83点というのは当然悪い点数ではないし、これまでのレポート課題や小テストの結果も決して悪くないので、その結果がC+という全くよろしくないグレードになるなら、それは単なる計算ミスか、一度か二度授業中に思い切り批判じみた発言をしたことに対する報復だと思われる。成績が悪いのはかまわないが (一生懸命やった結果ならば)、教官の個人的感情でシラバスに書いてあるのと違う成績の点け方をしているなら、フェアじゃない。Leggettの返答を待って、Dean (校長)に相談だ。

よろしくない成績が続いたあとでうれしかったことには、苦手というかこれまでBばかりが続いていたグローバルマネジメントの最終レポートの成績が23点/25で、スコアとしてはA-。あと1点取れていればAだったのだけど。それまでうまく行っていなかった科目でリベンジを果たせるのは、なんかがんばった甲斐があったように思えてうれしい。