Wednesday, July 13, 2011

7月11日 (月) プレゼン、シュウカツ、エネルギー

朝からALPのプレゼン。クライアントがHULTにやって来る。彼らの企業に向けた新しいビジネスのアイデアを5つ発表し、クライアントが選んだ1つか2つのアイデアを、次回までにもう少し練ったビジネスプランにすることになる。テーマはインドの貧困層市場を開拓して、生活と健康のレベルを上げるためのビジネスプラン。

プレゼンをインド人キショウとラフールに任せ、私はゆっくりしていられるはずだったのだが、予想外に朝からスライドの修正に追われる羽目になった。目が覚めて、チームメイトが夜中にデコレーションを加えたスライドをチェックすると、誤字脱字、小さすぎる文字、微妙なレイアウト!思わず普段は使わないビックリマークを使わずにいられないくらいにびっくりした。これはクライアントの前に出したくない。HULTに着いて、すでに登校していたヘレンやキショウに事情を話し、PCルームで作業する。バタバタとしてしまうのは嫌いなのに。

結局、時間内にできる限りの修正をして、いざプレゼン。割と和やかなムード。しかし、アイデアが出揃ったところで、まさかの展開。クライアントに採用されたのは、私たちのチームの案の中で最も完成度の低いと思っていた2つのアイデアだった。そもそも売上を立てる計画が欠如していたり、与えられた課題(インドの貧困層向けビジネス)とかけ離れた富裕層向けスパを提案していたり、今後のプロジェクト進行に不安がよぎる。もしかして、無茶なアイデアをプランに落とせるかどうかを試されているのだろうか。

終了後、チームでミーティングをして、今後の予定を検討。とりあえず案を出した2人に改善点を確認し、それぞれもう少し練って次のミーティングに持ってきてもらうことにする。

夕方、HULTエネルギークラブによる第1回カンファレンスが行われた。放射性のある材料を使うが、今の原子炉よりずっと安全だというトリウム炉についての基調講演があり、別のパネラーからは、CCS(Carbon Capture and Storage)というCO2の排出を削減する方法やそのコスト、CO2に関係するファイナンスモデルの話などがあった。

質問の時間に、日本では原発推進派と、原発反対で自然エネルギーにシフトせよという派との間で、どうにも極端な議論にならない議論が交わされているが、識者として何か思うところを聞かせてほしいと質問してみた。返ってきた答えとしては、現時点での賛成か反対ではなく、ある程度の長期的視点に立って、エネルギーソースの配分を考えていかなければならないということ。仰るとおり。だけど、具体的な方針に落としていくのが難しいのだろう。利害もたくさん絡んでいるし。

この日の学びについては、調べ物をしてツイッターにメモを取ったので、後でまとめてこのブログにもアップできればなと思う。

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