Wednesday, December 22, 2010

冬休み

12月18日にグローバルマネジメントのレポートを提出。冬休みが始まった。

同級生たちは、授業終了と同時に故郷へ帰ったり、国内外への旅行に出かけて行ったりしたので、もしかしたら冬休み中にやらないといけない課題があるかも知れないとフライトを次の週の火曜日に設定した私だけがボストンに残された。週末には、部屋を片付け、溢れ返っていたいろいろな資料を整理し、ゆっくり過ごして風邪を治した。

月曜日に雪が降り、積もった。翌日、早朝のフライトがキャンセルされないかとひやひやした。しかし、一方で積もった雪を見ると興奮してしまうのも、雪の少ない街で生まれ育ったのだから仕方ない。

最寄のLechmere駅は雪の中。
街に出てみたけれど、さすがに人も少ない。
State House (マサチューセッツ州の議事堂)。
雪の中を3時間ばかり散歩してみたが、普段と違う景色が見えるのは楽しかった。地元の人が言っていた通り、寒さから身を守るため、いちばん大切なのは帽子と靴だ。きちんとした帽子をかぶらないと耳が千切れそうに痛い。靴もきちんとしたものを履かないと、つま先からどんどん冷たくなっていく。

日本から戻る頃には、本格的なボストンの冬が待っているのだろう。

Saturday, December 18, 2010

12月17日(金)

8.30 am Marketing
11.30 am Exam Prep
12.50 pm Finance Exam

今年の授業と試験が全て終了。後は明日の正午が締め切りのレポートが1つ。

マーケティングは、ファイナンスの試験の準備をしているのか参加者が少なかった。私も試験勉強に時間を取られて、ケースがしっかり読めていなかったので微妙。内容的には、オーストラリアのワイン製造メーカーが、グローバルブランドとやらを立ち上げたいという話。ヨーロッパ市場の担当者と本社マーケティング責任者の仲が悪くて困っていた。いちばんの疑問はブランドの立ち上げによって何をしたいのかよく分からなかったこと。

2コマ、3時間の授業の後で試験前の総復習。試験自体は2時間で選択問題が20問、短いエッセイが2問、文章問題が3問。内容としてはあまりひねった問題が少なく、基礎をしっかり理解しているかを確認する教官シャルティエらしい試験だった。あまり勉強できていなかった株の価値を計算させる問題が出て困ったが、とりあえず思うように解いておいたら、あながち考え方はズレてもいなかったようだ。結果はどうなることやら。

その後、Lingoでクラスメイトたちと飲んで帰宅。さて、課題をやらなきゃ。

Friday, December 17, 2010

12月16日(木)

風邪悪化。アカウンティングの試験の部屋が寒かったからだ。エコノミクスの試験のときにも風邪を引いたなあと思い出す。体調管理は仕事の基本なのに。反省。

起き出しては勉強しようとするのだが、セキと鼻水で集中力が奪われて勉強が進まない。明日のファイナンス試験は、A4で一枚(表裏)の手書きメモが持ち込み可能なので、必要な情報を書き込んで準備する予定だったのだが、表面の3分の1程度でストップ。

明日、大丈夫なのかなあと不安になってきた。でも悪い点を取っても死ぬわけじゃないので、ケセラセラだ。結局、試験前にあわてること自体がよろしくない。大切なのは日ごろの積み重ねであって、授業の内容を理解し、補足のオンラインコースをしっかりやっておけば、今さらあわてる内容でもないはず。

そんな自己暗示をかける試験前日。

Thursday, December 16, 2010

12月15日(水)

8.30 am Accounting Final Exam
11.00 am 終了

アカウンティングの試験だったのだけど、鼻水とセキが止まらず困った。
教室が寒かったせいだ。

午後、いくつか用事を済ませてうちに帰って、
薬を飲んで横になって、夜中に目が覚めた。

金曜日のファイナンスの試験と、グローバルマネジメントのペーパー。
そして、金曜のマーケティングのケースも読まないと。

Wednesday, December 15, 2010

12月14日(火)

鼻水が止まらない。

8.30 am Business Execution
11.30 am Accounting テスト勉強
4.10 pm Global Management

ビジネスエクゼキューションの授業をクリエイティブ君が休んだため、Five Dysfunctions of Teamsというワークを彼以外の5人で行う。うちのチームの特徴としては、トラスト (Trust: 強みも弱みも見せられるような信頼感) という項目が低めで、成果に対するコミットメント (Commitment:疑問に思うことなどをきっちり話し合って良い成果を出そうという意志) という項目が高め。

確かに、プロジェクトの進め方としても、その科目の得意なメンバーが中心となってドラフトを作り、疑問に思うところのあるメンバーは突っ込みを入れ、分からない人はとりあえず任せている、というのがいつものやり方だ。とはいえ、メンバーを見捨ててもいけないので、科目によっては基礎が分かっていないクリエイティブ君やキャロラインのためにホワイトボード上で解説を加えたりしているのだけど。

もっと分からないものは分からないと素直に言い合えるチームを目指したほうがいいのかもしれないので、今度みんなで酒でも飲もうかという話になった。正直、チームとしての成績はいいし、ダメな意志決定というのもあまり起こっていないし、責任感は強いメンバーが多いので、今のチームは嫌いじゃない。他のチームの状況を聞けば、もっといい加減な人が集まっていたりするらしいので、モンスターが1人いるだけなら文句は言えないのかも。

さて、明日はアカウンティングの試験なのだが、体調が悪い。
鼻が出る。セキが出る。寒いし空気が乾燥しているからだよな。こまった。

Tuesday, December 14, 2010

12月13日(月)

8.30 am Finance
10.30 am Team meeting
12.50 pm Accounting

クリエイティブ君に説教。

ジュリーと彼との間でコミュニケーションミスがあり、ジュリーは、自分が資料を用意して、後はクリエイティブ君が文章を書くのだと思い込んでいて、一方のクリエイティブ君は、ジュリーが資料をもとに作文をして、自分はまとめるだけだと思っていたらしい。それで、いざ提出の前日に彼女のファイルを開いてびっくり、そのままコピペしたらしい。

ジュリーの仕事の仕方にも疑問はあるが、今回のレポートの最終責任を負ったのはクリエイティブ君だ。彼女に即刻電話で「書け」と伝えることもできたはずだし、最悪自分で書くこともできたはず (少なくとも私は過去にアカウンティングのペーパーでそうした)。いかなる理由があれ、結局彼が取った手段がコピー & ペーストなのでこれはアウト。

という理屈が通じて反省してくれる彼なら、今頃もっとまともな仕事ができているのだけど。実際彼は、散々言い訳した後で、私が「コピペした理由がほしいんじゃなく、もう二度としない、引用の付け方が分からなければ聞く、という単純なことをお願いしたいんだけど?」となるべくシンプルに言ってやっても、「ノー。そうじゃなくて・・・」とか言い訳し始める。「イエス・ノーの話じゃない!」と言いながら、もう笑えてきてしまう。

結局、コピペするなという一点だけは分かってもらってミーティングを終えたはずなのだけど、後に彼のFacebookのステータスが「やつらを黙らせる方法を検討中」とかになっていたり、同じインド人チームメイトのアヌップに対して散々キレたらしいとか聞かされたり、結局自分のしてしまったことを分かってくれてはいないようだ。インド人は公衆の面前での批判を侮辱と捉えるそうなので、おそらく彼の中で今回の件は「自分のせいじゃないのに、酷い侮辱を受けた経験」として記録されたのだろう。価値観が違うというのは大変なことだ。

しかし、彼のコピペのおかげで、チーム全体が必須科目のファイナンスを落とすことになるところだったのは事実。無責任な仕事に対して事実を認めることもできなければ、次の仕事での挽回を心がけるような態度も見せられないのなら、正直チームとして彼をどうやって使っていくのか、本当に良く考えないといけない。

Monday, December 13, 2010

Memo

Five Dysfunctions of Team
http://www.thepracticeofleadership.net/2007/03/21/book-review-the-five-dysfunctions-of-a-team/

12月12日(日)

悪夢のような一日。テスト対策をするはずだったのだが、全てはクリエイティブ君の尻拭いに費やされてしまった。

午前11時過ぎ、電話が鳴る。チームメイトのジュリーだ。今日の夜12時が提出期限のファイナンスのレポートを見ろ、とのこと。言われるままに、インドのクリエイティブ君が取りまとめたレポートを開いてみると、とても見栄えのするテンプレートの上に、目も当てられないような内容のレポート。一部は、ウェブサイトからのコピー&ペースト (丸写し)、別の一部は、明らかにプロの文章であ、私たち学生が書ける内容ではない。もちろん、そこまでの内容は学生レベルなので、最後の20%ほどが極端に浮いている。

やられた、と思わずつぶやく。最後の浮いているパートを書いたのがクリエイティブ君。どうやら彼は、自分の株取引の参考にしているブローカーの文章を丸写しにしてしまった様子。

人の文章を自分の物として発表することを、英語でPlagiarism (プレイジャリズム / 盗作) といい、これはアカデミアにおいて大犯罪に当たる。大学院レベルでこれをやらかした場合、そのレポートに落第点を受けるだけでなく、その科目を落としたり、程度が酷ければ、当該セメスターの全ての単位を取り消されたり、場合によっては退学すらあり得る。

なんとか手直しをしてみようとしたのだが、正直ちょっとした書き直しや言いかえをしてみたところでどうにもならないクオリティーだ。アイデア自体が紛れもなくプロの文章であり、私たちの考察のレベルをはるか超越している。言葉遣いだけを変えてみたところで、内容が盗作であることをごまかせないレベルの酷い盗作っぷりだ。

1時間と少し掛けながら、内容を修正しつつ、どうしようもない部分にはコメントを付けて (これが大量にあった)、「これは提出できない。盗作で単位を失う可能性が高い」とチームにメールを送ると、クリエイティブ君から電話が掛かってくる。

「俺の個人的なブローカーの文章でもちゃんと引用先を示さなきゃダメなのか?」
(ブローカーの文章であって、君の文章でないなら、自分のレポートとして提出してはいけません)

もうクリエイティブ君には何を言っても無駄だと悟り、夜中までかかっても自分でやろうと決めて大学へ。パソコンを立ち上げると、新着メール。差出人はアルバロ。

「なんだ、俺の書いた分が盗作だって言うのか、この野郎」
・・・なんでそうなるのだ。

アルバロにメールで経緯を説明、とにかくまずいと伝える。幸いジュリーが大学にいたので、ネイティブの彼女を一緒に手直しを加えて、1時間と少しかけて使えない部分を削除してみたら、後半の30%程度が全部消えた。ジュリーが参考資料として用意したS&Pによるクレジットレポートを、クリエイティブ君は丸写しにしていた。内容も、言葉の使い方も、完全なコピーだ。頭を抱える私とジュリー。そして、ジュリーは避けられない用があって帰ってしまう。

締め切りまで残り5時間。とにかく手元にある資料を使って、ウェブから情報を拾い、消えた部分を書きなおすこと2時間、夜9時すぎになって文章を書き終えた。あわててジュリーにメールを送り、英語を修正してもらって、やっぱり自分で最終的に提出しないと気がすまないクリエイティブ君に再度メール。彼がまたテンプレートやらフォーマットやらを整えて提出したのが夜11時。正直、到底満足いかない出来なのだが、少なくとも単位を落としたり、退学処分を受けたりしない程度にはなったはずだ。

今日やらなければならないことはたくさんあったのだ。ファイナンスの授業も明日は大切な試験前レビューだし、アカウンティングも金曜の試験に向けて復習しなければいけない。その間にレポートの提出もあるので、これはなんとしても今日仕上げたかったのだが、全く何も出来なかった。この上、今日の経緯と、「盗作とは何か」について、明日は一応チームメイトであるクリエイティブ君に教えてやらなければならない。試験の成績が悪かったら、凹むだろうな。

Sunday, December 12, 2010

12月11日(土)

大学で日本人の面々とアカウンティングの勉強会。会計士Y氏が、マネジメント・アカウンティングについて教えてくれる・・・はずだったのだが、まず、ファイナンスの課題が思ったより長引いてしまう。

しかも、ルームメイトがキッチンを停電させた上に、それを復旧させずに出かけてしまい、冷蔵庫の中のモノが全てダメになりそうな事態に。ヒューズがどこにあるのかと外出先のルームメイトに電話で聞くと、おそらく地下室だとのことなので、薄暗い地下を探してみるが見つからず。外出中の大家に電話してもつながらず、結局2時間後に大家が帰宅して初めてこれを直してもらえることになった。幸い、気温も低かったし、食料は無事。だた、私がアカウンティングを勉強できるはずだった時間だけが失われた。

大学では、多少の勉強をしたあとは、2月に予定しているカルチャークエストに向けた話し合い。アイデアを出し、各人が日本へ戻っている間に準備するものがあるかとアタマをひねる。私は、大阪出身なので、大阪や京都の写真やビデオを撮ってくる予定。あとは、ユニクロで浴衣くらい買ってこよう。

夕方、勉強をしたい気持ちもあったが、ウェンディ宅で行われていた餃子パーティーに少しだけ顔を出す。うちに帰って本を読んでみたが、あまり進まないうちに眠ってしまった。来週は本当に忙しくなる予定なので、今の内にやっておくべきことはたくさんあるのだが、どうにも期日が迫らないと集中力が高まらないのは私の弱みだ。明日こそは、アカウンティング、ファイナンスと、グローバルマネジメントに手を付けよう。

Friday, December 10, 2010

12月10日(金)

8.30 am Marketing
12.00 pm Town Hall Meeting
1.00 pm Team meeting
2.30 pm Global Management
8.00 pm Holiday party @J.A. Stats

マーケティングの授業はOne Laptop per Child (OLPC) というNPOが題材。発展途上国の子供に1台$180程度で購入できる簡易型ノートパソコンを配布することで、PCを使った学習をできるようにする事業を行っている。非営利法人のマーケティングと営利を目的とする企業のマーケティングの違いは何かと教官のHurleyが質問し、学生からいろいろと意見が出るが、実はいまいち腑に落ちずにいた。

非営利法人と一口に言ってもその中身は千差万別。Hultのグローバルケースチャレンジを支援してくれているクリントン財団のように規模の大きいものもあれば、政治家の関係者が運営する政策シンクタンクだとか、ほんとに草の根活動的に地域活性化に取り組んでいる団体などがある。これらをひとまとめにして、営利法人と非営利法人の差を考えるというのは、ほんとうに意味があることなのかと考えていた。

タウンホール・ミーティングでは、Dean (校長)のTottermanから学内では英語を使えという指示と、その他連絡事項。学生からの質問の時間も取られていたのだが、意外と誰も何も言わないままに終わってしまった。

グローバルマネジメントの寸劇に向けた練習。台湾におけるリーダーシップの典型とやらを演じることが課題。私のチームでは誰もこのイニシアチブを取る人間がおらず、結局、脚本が私。こういうのは苦手だ。正解がないし、クリエイティブな思考が求められるからだ。しかも、私の大根役者っぷりには定評がある。

それでも、どうにか寸劇をやり過ごし (あまりウケなかったが)、その後はホリデーパーティー。大学主催のイベントとしては初めての学外。Aquarium近くのバーで行われた。みんな少し気合いの入ったドレスやスーツを身にまとって、結局はいつも通りに酔っ払う。これから始まる最後の、そしていちばん忙しい一週間に向け、少し気分転換になったかな。

12月9日(木)

10.10 amに予定されていたレディー・スーダの授業がドタキャンされた。前回とても良い授業を行って、見直したばかりだったスーダは、事前連絡なく授業をキャンセルし、その通知が授業開始予定時間を過ぎて大学職員から行われ、スーダから「病欠」のメールがさらにその後届く、という大失態を演じた。苦手なプレゼンテーションの授業だというので期待していたのが、ほとんどが失望に変わってしまった印象。体調が悪いのは仕方が無いが、連絡方法はプロフェッショナルとしてどうなのだ。来週、補講を行いたいとのことだが、日程や時間は不明。ましてや来週はファイナルが2つもあり、たとえ授業があっても集中出来そうにない。

午後からチームミーティング。グローバルマネジメントの授業で、各チームが割り当てられた国のカルチャーを紹介する寸劇を行うことになった。私たちは台湾の担当。しかし、どうにも話し合いが進まない。実は私のチームは、メンバー的にあまり斬新な意見を言ったり、脚本を作ったりするタイプが少なく、アイデアに欠ける面がある。クリエイティブ君がこんなときくらいは活躍してくれても良いのだが、残念ながら寸劇というのはあまり好みでないらしい。結局、他の面々 (米国、インド、スペイン、ベネズエラ) に比べて、まだ台湾に近いカルチャーを持つ日本から来た私が、なんとかかんとか台本を作ってみて、ジュリーがそれをタイピングしてくれて、とにかく明日練習しよう、ということになった。

アイデアの出ないミーティングというのは正直精神的にきつい。特に昨日からストレスでも溜まっているのか体調が悪いのか、アルバロの態度が悪く、キャロラインとスペイン語で話してばかりいる。ミーティングを半ば強引に終わらせて、自分の勉強に当たろうと思ったが、全く集中できずに夜になってしまった。

それまで何も食べていなかったので1階のバーで軽いつまみを腹に入れて、その後、ちゃんとした夕食はK宅で鍋。最近外食が続いていて、体調が優れなかったりもしたので、久々の鍋、特に野菜がものすごく美味しくて感動。明日からは気分を入れ替えてがんばろう。

Wednesday, December 8, 2010

12月8日(水)

10.10 am Finance
12.50 pm Accounting
2.30 pm Team meeting

ファイナンスはケーススタディ。これまでに習った理論が実際のケースにどのように当てはまるのかを考える。ランチのあとアカウンティング。これまでの復習があり、ファイナルの試験に向けた対策が始まった感じ。中間試験パート1が返ってきて、これも良い感じに点数が取れていた(98)。月曜日に返却されたパート2 (96) と合わせて、少なくとも試験ではAが取れる位置にいると思う。ただ、平均点も85 (その1)、82 (その2) と高かったのだけど。

アカウンティングの科目の成績は、中間試験2回、ファイナル、ケース3つ、企業分析2つ、毎回の宿題と小テスト、授業への貢献、を総合的に考慮して決まる。私とチームは、ケースは3つの内2つ目(Ethicsに関するもの)でBを取ってしまっている。そういえば企業分析の方はまだ成績が不明。気がかりは、ときどき毎回の授業で提出するテキストの問題を何度か遅れて提出していること。私の性格的に、分からないものを適当に終わらせて提出できないからだ。もっときちんと計画を立て、時間を掛けてやらないといけない。

チームミーティングではBusiness Executionの課題を仕上げる。各人のチームでの役割について授業で習ったフレームワークを使って考察し、チームとしての長所と改善点、今後のアクションプランを立てるのが宿題。簡単なテストによるタイプ分けによれば、メンバー間でそれぞれの好みの役割が違っていて、ジュリーがまずアクションを起こすShaperで、アルバロが実行部隊のImplementer、キャロラインがみんなをまとめるCordinator、アヌップは細かい点に気を配って作業を完成させるCompleter、ナミットがアイデアを生み出すPlantとなっている。私はといえば、状況を観察、把握し、判断を下すMonitor/Evaluatorだそうだ。チームが変われば役割も変わる部分はあると思うけれど、まあ当たっているといえば当たっている。

しかし、ジュリーがメインで作業している間、キャロラインとアルバロがずうっとスペイン語でしゃべっていて雰囲気が良くない。多少の雑談は楽しいから良いのだけれど、他の人の分からない言語でミーティングそっちのけにして関係ない話をし続けられる神経というのは、私には理解不能。挙句の果てに、アルバロはそれを注意されると逆ギレする始末だ。彼も能力は高いんだけど、自分の意見に固執する傾向が異常に強く、最終的に自分の思い通りにいかないと拗ねてしまう。なんとも扱いが難しい (みたいなことを彼の元チームメイトも言ってた)。

当初の予想通り、我の強いメンバーの集まった難しいチームだなあというのは常々思うところ。仕事に関してはある程度信用できるので嫌いではないんだれど。

12月7日(火)

10.10 am Management Communication
12.00 pm Team Meeting
4.10 pm Global Management

朝のマネジメントコミュンケーションは、私のあまりタイプでないレディー・スーダのプレゼン講義なのだが、今日のセッションはとても良かったと思う。クラスメイトが録画してきたプレゼンのビデオを流し、それぞれが心がけた点だとか、授業の内容をどう用いたかを説明。そしてスーダのフィードバックが行われた。クラスメイトのプレゼントいうのは、自分のそれと同じくらい(とはいえ、自分よりは上手だ)に突っ込みどころが多いので、自分が気を付けるべき点を見つけるのにとても有用。

チームミーティングは、今日はぐだぐだ。遅刻者2名。ファイナンスのプロジェクトもスピードが遅いし、グローバルマネジメントは、結局話しがまとまらない。プロジェクトには必ずリーダーが必要だと思うのだが、このあたりが曖昧になるといつも大混乱になる。しかも今日すごく目に付いてしまったのは、アルバロがクリエイティブ君の発言をひどく遮ること。遮るというより、むしろ発言をかぶせて黙らせる、みたいなパターンが続くのはいくらなんでも酷い。そうなると両者ともに声が大きくなるので、聞いているだけで疲弊してしまう。

4時からのグローバルマネジメントは、Strength based Leadershipといって、自分の強みとなる5つの要素を判定するテストを受けた結果に基づいて、自分のリーダーシップのスタイルを考えようとか、チームとしてのワークのやり方を考えるはずだったのだが、うちのチームではなぜか6人のメンバー中、ジュリーと私しかテストを受けてきていなかった。しかも、教官のトーマスが風邪を引いたらしく早退。なんかひどくぐだぐだな1日になってしまった。

授業後しばらくは宿題をやるために大学に残っていたのだが、ミーティングの効率の悪さや授業の準備不足にどうにも集中できずうちに帰ることにする。近くのガレリアのフードコートで中華を食べていると、ドナ、トン、アーネスト、ヒルのアジア人チームに遭遇。チームって難しいよねとか話す。帰宅後、コーヒーを飲んでアカウンティングの宿題をしようと思ったところで、疲労が襲ってきてびっくりするほど早い時間に就寝。

夜中に目覚めて、SF校にいるExecutive Track仲間のベルギー人ハンとチャット。彼は渡米前はシンガポール在住。37歳で子供は2人。SFで超優等生の座を確立しているとか。ドバイで出会ったときにも、とても落ち着いた性格をしているのに、びっくりするほど頭の回転が速く、プランニングに優れている印象だった。機会があれば一緒のプロジェクトに参加してみたいものだ。

さて、明日はファイナンスとアカウンティング。提出するケーススタディを仕上げたので、あとはテキストの問題を解いておかなくては。そういや、HSAミーティングの議事録もあった。

Tuesday, December 7, 2010

12月6日(月)

10.10 am Finance
11.30 am HSA Meeting
12.50 pm Accounting
2.30 pm Team Meeting
5.30 pm 自習
9.00 pm 買い出しとディナー

ファイナンスはWorking Capital Managementとのこと。流動資産の合計のことをGross Working Capital、これから流動負債を差し引いた分をNet Working Capitalというらしい。短期や長期の借入、その他諸々の手段を使って、必要な資金を確保しましょう。キャッシュが無くなるとビジネスが死んでしまうからという話。

HSAのミーティングでは、大学側からいくつかのアナウンスメントがあり、学生側からいくつかの報告と要望があった。大学側からは、金曜日のタウンホール・ミーティングやパーティーのお知らせなどと同時に、学内での母国語の使用が目立つので、英語を使うように学生へ通達したいなどの話があった。

確かに、私も日本人と話すときには日本語になってしまうのだが、おそらく大学側が意図していたのは、私たちよりずっと人数が多いラテン系によるスペイン語の使用と、インド人たちのヒンディーおよび他のインド言語のことだろう。事実として、言語は学生の間に壁を作るので、もっとオープンなコミュニケーションを心がけるなら、せめて学内では英語を使ったほうが良い。

HSAからは、先週に話し合った内容や、風紀の引き締め的なものについて教授に提案したい内容が発表された。要するに、遅刻してくるな、遅れたら教室に入るな、という単純な話。これをビジネススクールでしなければいけない点が恥ずかしいといえば恥ずかしい。前向きに考えるなら、新しくマネージャーとして赴任した企業の風土が悪く、人々が怠慢だった場合に(そんなのがあるのか)、きちんと手を打っていくための練習だとでも思おうか。

チームのミーティングは、アカウンティングの課題。前職で散々やった資金繰りの話だ。これがなぜか英語になって、テキストの流れに沿うと難しい。P/L予算に基づいて入出金のタイミングを予測し、現金が足りるかどうかを予想しましょう、というだけの話しなのだが。喧々諤々と議論しながら、数字を計算し、結論まで導いたところで時間切れ。あとは誰がまとめるのだろう・・・。確認し損ねた。

夜、日本人クラスメイトY氏に車で買出しを手伝ってもらい、昨日見つけたパブで夕飯。雰囲気も良いし、ビールも地ビールやらヨーロッパビールなどの種類が豊富。もう少し家から近ければ毎週通うところだ。少し薄暗いけれど清潔な店内。ローカルビールをカウンターで飲みながら、どうでもいい話をする時間というのが、時には欲しいなあ。

Monday, December 6, 2010

Strength Findier 1.0

Strength Finder というツールが私を分析した結果。以下の5項目が特長的な強みらしい。
確かに、あたっているところが多くてにんまりしてしまう。

調和性


あなたは同意点を求めます。あなたは、衝突や摩擦から得るものはないという考えを持っているため、そのような争いを最小限にしようとします。周囲の人々が異なる意見を持っていることが分かると、あなたはその中の共通する部分を見出そうとします。あなたは彼らを対立から遠ざけて調和に向かわせようとします。事実、調和はあなたの行動を左右する価値観の一つです。人々が自分の意見を他人に押しつけるために無駄にしている時間の多さは、あなたには信じがたいほどです。もし私たちが意見を述べることを控え目にし、代わりに同意や支援を求めるようにすれば、皆がもっと生産的になれるのではないでしょうか? あなたはそうなると信じています。そしてその信念によって生きています。他の人が自分の目標や、主張や、強く抱いている意見を声高に話している時、あなたは沈黙を守ります。他の人がある方向に動き出すと、あなたは調和という名のもとに(彼らの基本的価値観があなたの価値観と衝突しない限り)、喜んで彼らに合わせてあなた自身の目標を修正するでしょう。他の人たちが自分たちのお気に入りの理論や考えについて議論を始めると、あなたは論争を避ける方向に持っていき、全員が賛同できる、実用的で地に足の着いた事柄について話すことの方を取ります。あなたの見方では、私たちは全員同じ船に乗り合わせていて、この船をこれから行こうとしている所に到着させる必要があるのです。それはしっかりした船です。単に自分が船を揺することをできることを示すために、わざわざ船を揺する必要などないのです。

収集心

あなたは知りたがり屋です。あなたは物を収集します。あなたが収集するのは情報――言葉、事実、書籍、引用文――かもしれません。あるいは形のあるもの、例えば切手、野球カード、ぬいぐるみ、包装紙などかもしれません。集めるものが何であれ、あなたはそれに興味を引かれるから集めるのです。そしてあなたのような考え方の人は、いろいろなものに好奇心を覚えるのです。世界は限りなく変化に富んでいて複雑なので、とても刺激的です。もしあなたが読書家だとしたら、それは必ずしもあなたの理論に磨きをかけるためではなく、むしろあなたの蓄積された情報を充実させるためです。もし旅行が好きだとしたら、それは初めて訪れる場所それぞれが、独特な文明の産物や事柄を見せてくれるからです。これらは手に入れた後、保管しておくことができます。なぜそれらは保管する価値があるのでしょうか? 保管する時点では、何時または何故あなたがそれらを必要とするかを正確に言うのは難しい場合が多いでしょう。でも、それがいつか役に立つようになるかどうか誰が知っているでしょう。あらゆる利用の可能性を考えているあなたは、モノを捨てることに不安を感じます。ですから、あなたは物や情報を手に入れ、集め、整理して保管し続けます。それが面白いのです。それがあなたの心を常に生き生きとさせるのです。そしておそらくある日、その中に役に立つものが出てくることでしょう。

学習欲

あなたは学ぶことが大好きです。あなたが最も関心を持つテーマは、あなたの他の資質や経験によって決まりますが、それが何であれ、あなたはいつも学ぶ「プロセス」に心を惹かれます。内容や結果よりもプロセスこそが、あなたにとっては刺激的なのです。あなたは何も知らない状態から能力を備えた状態に、着実で計画的なプロセスを経て移行することで活気づけられます。最初にいくつかの事実に接することでぞくぞくし、早い段階で学んだことを復誦し練習する努力をし、スキルを習得するにつれ自信が強まる――これがあなたの心を惹きつける学習プロセスです。あなたの意欲の高まりは、あなたに社会人学習――外国語、ヨガ、大学院など――への参加を促すようになります。それは、短期プロジェクトへの取組みを依頼されて、短期間で沢山の新しいことを学ぶことが求められ、そしてすぐにまた次の新しいプロジェクトへに取組んでいく必要のあるような、活気に溢れた職場環境の中で力を発揮します。この「学習欲」という資質は、必ずしもあなたがその分野の専門家になろうとしているとか、専門的あるいは学術的な資格に伴う尊敬の念を求めていることを意味するわけではありません。学習の成果は、「学習のプロセス」ほど重要ではないのです。

内省

あなたは考えることが好きです。あなたは頭脳活動を好みます。あなたは脳を刺激し、縦横無尽に頭を働かせることが好きです。あなたが頭を働かせている方向は、例えば問題を解こうとしているのかもしれないし、アイデアを考え出そうとしているのかもしれないし、あるいは他の人の感情を理解しようとしているのかもしれません。何に集中しているかは、あなたの他の強みによるでしょう。一方では、頭を働かせている方向は一点に定まっていない可能性もあります。内省という資質は、あなたが何を考えているかというところまで影響するわけではありません。単に、あなたは考えることが好きだということを意味しているだけです。あなたは独りの時間を楽しむ類の人です。なぜなら、独りでいる時間は、黙想し内省するための時間だからです。あなたは内省的です。ある意味で、あなたは自分自身の最良の伴侶です。あなたは自分自身にいろいろな質問を投げ掛け、自分でそれぞれの回答がどうであるかを検討します。この内省という資質により、あなたは実際に行っていることと頭の中で考えて検討したことと比べた時、若干不満を覚えるかもしれません。あるいはこの内省という資質は、その日の出来事や、予定している人との会話などといったような、より現実的な事柄に向かうかもしれません。それがどの方向にあなたを導くにしても、この頭の中でのやりとりはあなたの人生で変わらぬものの一つです。

目標志向

「私はどこに向かっているのか?」とあなたは自問します。毎日、この質問を繰り返します。目標志向という資質のために、あなたは明確な行き先を必要とします。行き先がないと、あなたの生活や仕事はたちまち苛立たしいものになる可能性があります。ですから毎年、毎月、さらに毎週でさえ、あなたは目標を設定します。この目標はあなたの羅針盤となり、優先順位を決定したり、行き先に向かうコースに戻るために必要な修正をする上で、あなたを助けてくれます。あなたの目標志向は素晴らしい力を持っています。何故ならそれはあなたの行動をふるいにかけさせるからです。――すなわち、特定の行動が目標へ近づくために役に立つかどうかを本能的に評価し、役に立たない行動を無視します。そして最終的に、あなたの目標志向はあなたを効率的にさせるのです。当然ながらこの裏返しとして、あなたは遅れや障害や、例えそれがどんなに興味深く見えようとも本筋から外れることにいらいらするようになります。このことは、あなたを集団の一員として非常に貴重な存在にしています。他の人が脇道にそれ始めると、あなたは彼らを本筋へ連れ戻します。あなたの目標志向は、目標に向かって進むために役に立っていないものは重要ではないということを、あらゆる人に気付かせます。そしてもし重要でないなら、それは時間を割く価値がないということです。あなたは、あらゆる人を進路から外れさせません。

12月5日(日)

ぐったりと過ごした後、夕方からケンブリッジストリートを散歩。インマンスクエア手前に雰囲気の良いパブを見つけて早めの夕食。いい気分で帰宅し、ファイナンスの課題を終わらせる。

また新しい1週間が始まる。スケジュール的にはひどく忙しくなるので、せめて気持ちにゆとりを持ちたいと思う。

自分がいちばん成果を出せる精神状態というのは、適度なプレッシャー、割と短い納期、学習することで周囲に貢献している実感、そしてある程度ロードマップがしっかり見える状態。逆に、課題をきちんと整理できていないときや、どう取り組んでいいか分からない状況は苦手。

忙しい1週間をどうやって生産的に過ごすことができるか、いろいろ方法を試してみたいところ。まず無駄な時間を減らすことからはじめようか。

Saturday, December 4, 2010

12月4日(土)

HULT グローバルケースチャレンジ(HGCC)の学内予選。

テーマになっていた不正医薬品防止のタグ販売とテキストサービスを行って いるSproxil社のCFOがやってきて、基調講演的なものを行った後、今日の課題が発表され、3時間で準備をしてプレゼンテーション。夕方に場所を変 えてレセプションと結果の発表があり、なんとうちのチームは参加24チームのうち3位に選ばれた。確かにうれしいのだけれど、この結果だと、3月のGCC 本選への参加は50%といったところか。他校からの応募状況などによるらしい。

今日のプレゼンは、一昨日と昨日、チームメンバーとブレイ ンストーミング気味にディスカッションしておいたのが効を奏した。テーマが分かっていたので、きっと課題はビジネスの成長戦略か新しいマーケットへのエン トリーだろうと考えて、いくつかのアイデアを出しておいたのだが、案の定、課題が成長戦略だった。定められた予算で目標売上高を達成するために、マーケッ トをどうするべきか、収入のスキームとしてはどうか、詰めの議論をしながらパワーポイントのスライドを作っていく。バタバタながらも、時間内にきちんとし たスライドを作ることができた。

今日のMVPは私の中ではギレムだ。とても高いマネジメントスキルとセールス出身の強みを見せてくれた。 要するに、私たちの提案する戦略はこうなのだ、という大枠をとてもきれいに整理して、チームの方向性とプランをまとめてくれた。プレゼンにあたっては、 メッセージを明確化すること、ストーリーを伝えないとプレゼンは響かない、とプレゼンターのファビオに的確にアドバイスしていた。

ホセの 納期への執着もチームに大貢献。若干コントロールを取りすぎるところはあって、プレゼン担当のファビオにはああしろこうしろと注文が多かったが、仕事は速 いし、なにより完成させることへの執着心っていうのは周りの温度も上げる。ビベックはきちんと作業をするし、正確なデータを拾ってくるし、熱くならないの が良い。私は今日は主にパワーポイント作業に徹していた感じ。ギレムの筋書きとホセがまとめているスライドを確認しながら、いくつかのキースライドを作成 して、ファビオと相談しては内容をちょっといじる。そのファビオはプレゼンおよびQ&Aを結局1人でやりきった。えらいなあ。

結 果は3位だったのだが、1位が去年のMBAたちによるOBチームだったり、2位がテーマになっていた企業が活動を行っているナイジェリアの出身者が複数い るチームだったりするので、同級生チームで、アフリカ人もおらずにこの結果なら喜んでおこうと思う。ディスカッションやプレゼンをしてみてつくづく思うの が、このチームはとても良いなあということ。自分がでしゃばって仕切らなくても話は進むし、その分考える時間が取れる。そして、何よりも勉強になる。

レセプションで結果を聞いてしあわせなお酒を飲んだ後、ムーツやフェルナンディ、その他大勢と近くで夕飯を食べた。中国人が経営するアジア系の店に入った んだけど、ヨーロッパ人や南米人が多かったので、みんな何を食べて良いか分からず四苦八苦。「スシ?肉?魚?」と大雑把な好みを聞きながら、それならこう いうメニューがあるよと説明してあげた。私自身も経験があるが、初めての店だとほんとに何を注文していいか分からない。

外国で飲食店を始める場合に大切なことの1つに、とりあえずこれを頼んでおけば間違いない、という一品を用意することがあると思う。和食だとそれが寿司なのだが、韓国料理とかだとこの辺が曖昧で外国人にとっての敷居が上がっている気がする。

Friday, December 3, 2010

12月3日(金)

金曜日らしくない金曜日。

8.30 am Marketing
10.00 am Meeting with Hult CIO
10.30 am Guest Speaker
12.00 pm HSA Member Meeting
12.50 pm Accounting
2.30 pm Team Meeting
4.00 pm GCC Meeting
9.00 pm GCC Team Dinner

マーケティングはMountain Dewというソフトドリンクの広告についてのケース。ブランドと広告のコンセプトが合致しているかが大切だとか。テレビのCMスキップ機能だとか、視聴者を選べない点などを挙げた、テレビ広告不要論みたいなのはあるけれど、まだまだ広告って言うのは重要なのだと教官のHurleyは言う。

CIOとのミーティングにて、学内のWiFiが遅すぎることだとか、プリンターが粗大ゴミ並に使えないこと、油断すると白黒プリントなのにカラー料金を取られそうになることなど、いろいろと文句をぶつける。さすが責任者だけあって、直接話をするとその後のアクションが早い。プリンターの料金については即時対応してくれた。WiFiと新しいプリンター導入に関しては、来週金曜までにレスポンスとのこと。

ゲストスピーカーと、アカウンティングは微妙。というか私のアタマが働いていなかっただけか。前者は広告というテーマが私の関心のずうっと外にあるのでおもしろく感じなかっただけかもしれない。ゲストスピーカーとして来ていながら、学生からの質問がメインになっていて、明確なメッセージやテイクアウェイがなかったのも原因か。アカウンティングは、前職でやっていたような資金繰りの話など。講義のスピードが速く、テキストの3章分くらいを1回の講義でカバーしていたように思う。

この講義のあと、少し時間をもらってクラスでディスカッションをすることになった。学生に遅刻者や予習をしてきていないものなどが多く、授業に支障が出ていると複数の教官から苦情があったためだ。数日前に続き、またしてもクラスの前に立って事情を話し、クラスメイトからの意見を聞く。初めはみんな黙ってたのだけど、ぽつぽつと意見が出てくる。

結局のところいつも遅刻する学生というのは特定の数名で、それを不快に思っている者が大半、「いろいろ理由があるから仕方ないじゃないか」という者が少数名というのが実際の状況。クラスでの話が終わった後も、大勢が話しかけてくれて、いろいろと意見を聞くことができた。月曜のHSAミーティングに持ち込み、結論を出す予定。

その後、チームミーティングでアカウンティングの課題を終える。GCCに向けたもう1つのチームミーティングでは、昨日配布されたケースに関してなんだかんだと話し合い、ケースの内容の理解や、関連する情報の確認、必要になるであろうパワーポイントのテンプレ準備などを行う。ブレインストーミングっぽい話し合いだったので、意見はあちらこちらへ飛びまわってひたすら拡散気味だったけれど、とりあえずおもしろい。明日が楽しみ。

メンバーで近くのピザ屋でごはんを食べて帰宅。少しリラックスしたあとで就寝。

Thursday, December 2, 2010

Counterfeit Drugs (不正医薬品)

HULT グローバルケースチャレンジ(GCC)の学内予選の課題が発表された。

GCCというのは、実際のビジネスの課題を与えられて、 学生がチームに分かれて解決策やビジネスプランを発表するコンペティション。2年目にあたる今年は24チームがエントリー。私は、インドのビベック、ブラ ジルのギレムとファビオ、スペインのホセというメンバーでこれに参加。

予選のテーマとなるケースは、ナイジェリアで携帯 電話を使って不正医薬品のチェックができるサービスを提供しているSproxilというベンチャー企業の事例。日本では不正医薬品という単語を聞くこと は少ないと思うが、このケースによれば発展途上国では手に入る薬の30%だとか50%だとかがニセモノだとか。これは期待される効果を発揮しない不良品で あるばかりか、逆に健康を害するものであったりするらしい。年間の死者が何千人にのぼるというのだから酷い話だ。

このエントリーの最後に日記と関係のない記事へのリンクをいくつか貼り付けたのは、このケースに関連する情報をさっくりと集めるため。VOAの記事がいちばん読みやすく、The Economist誌の「Poison Pills」という記事がおもしろい。

医薬品業界の複雑なサプライチェーンが弱点となって、流通の過程で不正品が流れ込むのを防ぎにくいらしい。これを受け、世界中で製薬企業が不正医薬品対策 にあたっている。パッケージに複製の難しいホログラムを施してみたり、RFIDという薬剤のID情報をチップに登録したり、あと機械を使って薬剤の成分を チェックしたり。

今回テーマとなったSproxilのサービスは、銀はがし式の16桁の番号を薬剤のパッケージに貼り付け、消費者がこの番号を携帯 メールで送ると「純正品です」か「不正医薬品です」という返事がもらえるもの。以前The Economist誌で読んだが、アフリカの国々では、携帯の普及が目覚しく、パソコンよりも固定電話よりもずっと高いらしいので、なるほどユーザーにとっ て便利だ。

おそらく、この企業の成長戦略、競争戦略などのビジネスプランが課題になるだろう。強みと弱み、参入する国や業界、セールスチャネルなどについて、調べておくとよさそう。

参考記事など

● Cracks in the Pharmaceutical Supply Chain
http://www.cio.com/article/16565/Cracks_in_the_Pharmaceutical_Supply_Chain

● The Dangers of Counterfeit Drugs (First of Two Parts)
http://www.voanews.com/learningenglish/home/a-23-2010-02-22-voa1-84962182.html

● RFIDで医薬品サプライチェーンを守れ!
http://www.ciojp.com/contents/?id=00003326;t=0

● Poison pills (The Economist誌)
http://www.economist.com/node/16943895

● Pharmaceutical Security Institute
http://www.psi-inc.org/index.cfm

Wednesday, December 1, 2010

12月1日(水)

10.10 am Finance
12.50 pm Accounting
2.30 pm 自習
5.00 pm Hult 案内
8.00 pm 帰宅

ファイナンスはNPV、IRR、MIRRとPayback Periodという投資対効果の計算。IRRとMIRRの違いが腑に落ちない。オンラインコースApliaで復習が必要。午後、アカウンティングの授業のあと、チームミーティングがキャンセル。Financeの課題がまだ発表されていないため。

ファイナンスの授業後、クラスに対してアナウンスメント。テストが近いからチューターをしっかり利用して、対策を練ろうねと。特に中間試験が良くなかったり、基礎で躓いていて自分でマズいと思う人は、急いでアクションを起こしましょう、と。元々、人前で話すのは苦手な方なのだけれど、今日は割りとうまく話せたと思う。4-5名が良いメッセージだったよと声を掛けてくれた。

夕方、ウェブで知り合った人にHultを案内。ちょうどクラスメイトが数名いたので一緒にビールを1杯飲んで帰宅。現在英語の勉強中で、将来MBAを検討中とのこと。がんばってほしいと思う。

さて。

これから2週間と少しがModule Aの最後の山になりそう。来週は課題が多いので月~金にミーティングが入っているし、授業もここのところさすがに難しくなっている。明日は金曜のアカウンティングの課題を終わらせ、ミーティング前に一通りケースを解いておかないと。うちのチームはアカウンティングが得意ではないから、ミーティングをうまく誘導できるようにしておかないとすごく非効率なことになる。

夕方にはグローバルケースチャレンジの対策トレーニングセッションがあってケースを読んでおかないといけないし、土曜日には、いよいよ予選があるで、不正医薬品に関しての知識を集めておかなくては。あと、明日は深夜の2時締め切りの翻訳が1件あって、ファイナンスのオンラインコースはその翌朝8時締め切り。

そんな忙しいときに、DeanのTottermanから話があって、HSAとして学生に働きかけて欲しいとのこと。なんでも教官たちからのフィードバックに今年の学生は素行が悪い (者がいる) とかどうとかの内容があったらしく、一部教官たちがご立腹の様子。ほとんどの学生には当てはまらない話なのだが、確かに授業に遅刻してくるとか、準備をしてきていないとかというのは、他の学生の学習機会を奪っている面もあるので、その一部彼らに対してどう対処して行くかを話し合う予定。

さすが師走。やることが多いなあ。