Tuesday, November 30, 2010

11月29日(月)

久しぶりに授業。そして夜はパブツアー。

















10.10 am Finance
12.50 pm Accounting
6.00 pm Pub Scavenger Hunt

FinanceはテーマがCost of Capital (資金調達コスト)。借入、優待株、一般株の3つのバランスを取って、効果的な資金調達をしましょう、とのこと。WACC (Weighed Average Cost of Capital) という指標の計算の仕方を習う。借入は、利息の支払いが免税対象になるので、他の手段に比べて調達コストが少なくて済むらしい。1000円借りて、50円の利息を支払うと、実際にはこの50円×税率の分だけ後で得をする、という話だと思う。なんだか腑に落ちない。

Accountingは、財務会計の授業が終わってしまって、今日からは管理会計。マネジメントの意志決定を目的にした会計手法だから、会計基準的に正しいことではなくて、コストの構造がよく分かることや、損益分岐点が求められることなどが重要。変動費と固定費を分け、1個あたりの粗利を考えて、損益分岐点を求めましょう、とのこと。前職のいちばん初めの部署がこういうことばかりやっていたので、考え方としては腑に落ちやすい。一方で、練習問題として出てきた、原料在庫、仕掛品、完成品在庫を区別して原価を求めるやり方は、きちんと覚えられていない。

夕方からはExecutive Trackのソーシャルアクティビティー。ボストンのパブをめぐってクイズに答えるツアー「Pub Scavenger Hunt」。前日になって、同じ時間帯にHULTのコンサルティングクラブ主催のGCC (Global Case Challenge) トレーニングセッションがあると分かってどちらに出るべきか迷ったが、すでにパブツアーの代金は支払ってしまってるらしいのでキャンセルできず。コンサルティングクラブは、情報のコミュニケーションがうまく行っていないように見える。実際にメンバーに聞けば、ボードメンバーの再選を行うことになったとか。

とにかく、そんなこんなで参加したパブツアーは楽しかった。State HouseやHay Market近くに素敵なパブを何件か見つけることが出来たし、私のチームは、参加した3チームの中でいちばん早く全部のチェックポイントを見つけ、クイズに正解することができた。私はスマートフォンを持っていなかったので、あまり情報検索には貢献できなかったが、パブの店員たちからいくつかの情報を聞きだすことができたので良しとする。なにより、道中でビールを数パイントとテキーラを2ショットを腹に入れたので、すっかり楽しくなってしまって、パブで流れていたStylisticsのBetcha By Golly Wowを残りの道中ずっと歌っていた。こう見えて (?) 元アカペラシンガーなので歌は好きだ。


うちに帰った頃にはすっかり酔っ払っていて、電話で友達と少し話した後そのまま就寝。



Monday, November 29, 2010

11月28日(日)

午前中は家を掃除し、昼から大学へ。

ファイナンスのオンラインコース、アカウンティングの課題、Business Executionの課題を1つ終わらせる。ヒルダが課題をどうしていいか分からず困っていたので、手助けしてみた。実はそんなに余裕はないが。

明日、ファイナンスとアカウンティングの授業。GCCのトレーニングセッションがあり、その後、Executive Trackの課外活動がある。火曜日はなぜか授業がないのだが、Business Executionの課題があるので、どうせまた大学にいることになるだろう。

さあ、長かった連休が終わって、またエンドレスに勉強できる日々がやってくる。うれしいような。哀しいような。

Sunday, November 28, 2010

11月27日(土)

そろそろ休みにも飽きてきた。

午前中、前日の疲労のため何も出来ず。
午後、Room to Readの翻訳案件を8割程度完了。

なんだかいろいろ課題がある気もするが、
気分が乗らないと何も出来ないのは私の弱点だ。

ミケーレ宅でバースデーパーティー。
なぜか鉄拳で盛り上がるアラサーのクラスメイトたち。

帰宅後、スカイプで日本と交信。就寝。

Saturday, November 27, 2010

11月26日 The Daily Catch

昨日パスタを食べに行ったThe Daily Catchという店は、Hay Market駅から徒歩5分、ボストンのイタリア人街ノースエンドのメインストリートであるHannovar streetにある。とても小さな店で、席数も20席程度しかない。小さなテーブルがぎゅうぎゅうに押し込まれた、食堂のような雰囲気も気に入っている理由の1つだ。1人でも入りやすい、というのは気分屋で単独行動の多い私にとって大きなメリットになる。ちなみにSouth Stationから少しのところに支店があって、こっちはもっと広い。4人くらいでディナーに行くなら、こっちがお勧め。

さて、ノースエンドの店に着くと3時ごろ。2組の家族連れが席が空くのを待っている。とても寒い日だったが、パスタを食べようと決めていたので、並ぶことにした。前の1組は4 人家族。その後は3人家族。私は1人で来ていたのが幸いして、たまたま空いた2人用テーブルに案内された。前の家族連れには悪い気がしたけれど、3人が座 れる席ではないので仕方ない。薄いジャケットを着ていたせいで、寒くて仕方がなかったのもほんとのところだ。

イカとアサリのトマトソースのパスタを注文し、イタリアビールのモレッティを飲みながら待つことしばし、大きなポーションのパスタが、フライパンのまま テーブルに運ばれてくる。ガーリックの効いたシンプルなトマトソースに、細めのスパゲッティと軽く火の通ったシーフードを絡ませ、口の中をやけどしなが ら、額に汗をかきながら、一心不乱に食べる。正直、分量が多くて胃が苦しいのだが、これを残すともったいない。ここで無理をして夕飯を軽くで済ませることにする。

パスタは20ドル程度。前菜サイズで食べれば11-12ドルだと思うが、フライパンで出てくる様子が好きなのでフルサイズがお勧め。ビールと合わせ、税金を足して、チップを足したら30ドルくらい。私費留学生の私にとっては少し贅沢だけど、たまに美味しい物が食べたいとき、少し元気を出したいときに、どうしても行きたくなる味だ。ウェブサイトのリンクは貼らないでおくので、行きたい人はGoogleで検索。有名な店なのですぐ見つかるはず。

11月25日(木)-26日(金)

25日、Thanksgivingの日。

何もせずにひたすら寝ていた。前日の韓国飲みが原因の1つ。
それまでに蓄積していた疲労が原因のもう1つ。

前日の帰りにうちに寄ってそのまま眠ってしまったNと、昼ごろに買出しをしようとスーパーへ向かったが、結局これが閉まっていて無駄足になった。仕方ないのでN家に寄ってブランチをご馳走になる。
それ以外、まともな活動をしなかった。Happy Thanksgiving。

26日、Black Fridayと呼ばれる日。別にセールが始まるわけでもないのだが、アメリカ人たちは買い物に出かけるのがしきたりの様子。

私は1人、部屋の掃除と洗濯をして、午後から少し出かける。本当はダウンタウンへ出て冬物のジャケットなどを買おうと思っていたのだが、グリーンラインに乗り込むと、いきなり車内は大混雑で前途多難。私は人ごみが大きらいなので、早くもメインストリートや周囲のお店の混雑具合を想像して気分が萎える。結局、目指していたダウンタウンよりずっと手前、Hay Marketで下車。予定を変更し、ノースエンドというイタリア人街にあるお気に入りイタリアン、The Daily Catchで美味しいパスタを食べた。

帰り道にHay Marketでキャベツ、アスパラガス、マンゴーを購入。アスパラガスは近所のスーパーの3分の1の値段、マンゴーは5つで2ドルのお買い得。南国のフルーツであるマンゴーが、いったいどこから運ばれてきているのだろうと不思議に思う。この周辺はもう冬なので、マンゴーは育たないように思うし、わざわざ亜熱帯の外国から運ばれていれば、ここで1つ40セントで売って利益が出るのは不思議。

Lechmereに戻り、ホセとスタバでコーヒーを飲み、H&Mで暖かいジャケットとニット帽を買った。ジャケットにはモシャモシャと毛の生えたフードが付いていて、これが暖かい。

夜にはイタリア人ミケーレの誕生日を祝う夜遊び会があったので、ホセとファビオと一緒に参加。ボストンへ来て初めて、そしてロンドンにいたときから合わせてもずいぶん久しぶりのクラビングになった。ああもう、今日になっても耳がおかしい。

Thursday, November 25, 2010

11月24日(水)

ブログの配色を少し変更。秋らしくしてみたのだが、どちらかと言えばもう季節は冬だ。

今日からは、Thanksgiving Holiday。うちのクラスは時間割の幸運も手伝って5連休。
連休だと、あまり書くこともなくなってしまうのだが。

夕方からAsia Business Clubの決起会。韓国人のウォンが主催。ものすごく美味しい韓国料理を食べて、その後しこたま飲んだ。彼らの飲み方というのは、日本人の体育会系大学生や、体育会系職場の飲み方に似ている気がする。とにかく酒量が多く、なんだかんだとゲームをやっては、誰かが一気。潰されないように気を付けなければ。

Wednesday, November 24, 2010

11月23日(火)

9.00 am 近所のスタバでコーヒー
10.00 am ホセのところで勉強
12.00 pm Quantitative Analysis Exam
4.10 pm Global Management

スタバでマグとインスタントコーヒーVIAを購入。大学で飲もうと思う。コーラよりも健康的で、食堂のコーヒーよりも味がよいのではないかと期待。

Quantの試験は、まさかの標準偏差の計算が出題されるなど、「正解が大事なんじゃない。考え方を見たいんだ」と言ってたLeggettの発言はブラフだったのかと思わせる内容。とにかく、考えさせる内容はそれほど多くなかったにもかかわらず、計算量が多く時間がかかった。手応えは微妙。

Global Managementでは、昨日見た映画Path to Warに見られる「意志決定に潜む罠」がテーマ。初めに受け取った情報を鵜呑みにしてしまうことや、思い込みに基づきデータを曲解してしまうことなど、よくあるパターンを学習。しかし、これらを避けるのは実際にはとても難しいように思う。自分がリーダーのポジションにあるときというのは、限られた時間と限られた情報に基づいた意志決定を求められることがほとんどだからだ。客観性と合理的な意志決定に固執するあまり、必要なときに意見を表明しないならリーダーとしては失格だと私は思う。

Path to Warの例では、大統領のJohnsonが数々の意志決定の失敗を繰り返しながらベトナム戦争へ突き進んでいくわけだが、彼と周囲の意志決定に見られる問題点を指摘することは容易く、一方でJohnsonの立場で彼と違った意思決定を行うことはとても難しかっただろうと思う。支配的な意見に反対するにしても、反対意見をサポートする証拠はなく、また反対意見を述べることによる影響は甚大だ。私が彼の立場であれば、状況が芳しくないことは理解しながらも、その時におけるベストな意志決定を繰り返しながら、彼と同じ道をたどったように思う。

その後、Hult主催のThanksgiving Dinner。ターキーを食べ損ねたが、ワインはたくさん飲んだ。ここのところ通常の授業に加えて試験やNYC行きがあって少しくたびれていたので、ストレス発散の意味を込めてかなりはしゃいでおいた。2次会はアルバロや他の面々の住むアパートで行われ、帰宅した時間の記憶が曖昧。

あと、先日ボランティアで翻訳した記事がRoom to Readのブログに掲載された。
http://roomtoreadjapan.org/2010/11/khonlea.html
不自然な日本語が随所に見受けられる・・・。ううむ。

Tuesday, November 23, 2010

11月22日(月)

週末がNYC行きで潰れたせいか、まだ月曜日だというのに気分は週の後半。

2.30 pm Marketing
4.00 pm Global Management Movie "Path to War"
6.30 pm Quantitative Analysis Review

午前中はメール処理と自習。午後から大学へ。

Marketingの授業は、私が出られなかった金曜日の授業の続編。Accenture、Wiproという2社についてのRebrandingのケースを読んだのだが、この2社のマーケティング担当者と電話がつながって、学生からの質問に答えてくれるという素敵な試みby Hurley。Accentureは2001年に社名を変更したのだけど、確かにあっという間に新しい名前でのブランドを確立したと思う。自分がRebrandingに関わることはないだろうけれど、確かにおもしろい事例。

Global Managementの授業の題材になるらしい映画を見るが、音声がひどく不明瞭な上に、事前にあらすじや登場人物、時代背景なんかを調べていなかったので意味が分からない。途中で起きていられなくなって退席。Quantは明日が試験。Leggetが相変わらずな調子で授業をしていた。とりあえず目新しい点はなかったのだけど、復習にはなったなという感じ。

教室に残って、数人のクラスメイトたちと一緒に勉強して、夕飯にインド料理の出前を取って、それから帰宅。眠い。

Monday, November 22, 2010

11月21日(日)

前日3時半にNYCから帰宅、5時過ぎ就寝、11時に起きて12時から大学へ。

火曜日のQuantファイナルの対策をしないといけなかったので、9月に学習したオンラインコースの問題を復習して、いろいろ忘れちゃってることに気づいたり、ヒルダやアーロンやキャロラインに質問されて解説してみたり。あと、サンプル問題というのが公開されているのだが、これも意味がよく分からなかったりしてアタマを悩ませているうちに一日が過ぎた。

10時半くらいに大学を出て、ヒルダ宅で少しビール飲みながら話す。元々が優等生らしい (自分で言ってた) 彼女は、最近の過密気味スケジュールや自分のパフォーマンスにものすごくストレスをためている様子。大切なのは完璧な結果を出すことじゃなくて、自分のできることをきちんとやって、その上でできて無い部分を向上していくことなんだと思うのだけど。とりあえず睡眠不足な上に、朝も昼も食べていなかったので、空きっ腹へのアルコールが、飲んだ量からは信じられないくらいに回った。おつかれさまの日曜日。

ところでチームメイトのジュリーに、金曜日のマーケティングのプレゼンがどうだったか聞いたところ、後半の発表担当だったクリエイティブ君が、独演会を行ってしまったらしいことが発覚した。下記、伝え聞いた彼の所業。
  • チームのスライドを勝手に変更 (どの程度の変更なのかは未確認)
  • テーマも変更 「クライアントに対し俺が思う最高のウェブマーケティング」 (元は市場調査の手法の提案)
  • 予定時間をかなりオーバー。教官Hurleyの「早く終われ」サインを素無視。
クライアントからは「頼んだテーマと違うようだけど」というコメントが発せられたとかで、怒りと屈辱に顔を真っ赤にしている誇り高きアルバロや、目の前の状況を理解できず「Oh My God」みたいになっているジュリーの様子が目に浮かぶ。私がその場にいれば、彼のプレゼンを無理やり遮っていただろう。

この課題に取り組む間にも、課題を誤解して独断で作業を進め、暴言を吐き、散々問題を引き起こした彼にプレゼンのチャンスを与えたのは、彼のモチベーションは評価するということと、私たちチームは彼をメンバーとして信頼しているということのしるしだったのだが、これは見事に裏切られたことになる。

頼まれてもいないテーマについて誰の許可も得ていない内容で長々と話すなんていうのは、私たちチームに失礼なだけでなく、何よりクライアントに対して失礼だし、さらにクライアントの教官への信用にも悪影響を与えかねない。この時点で教官のうちのチームに対する印象としては最悪だ。ジュリーによれば、それでも彼は「That was OK」などと懲りない発言をしている。面倒だが、今後の彼の扱いについて、チームで話し合う必要がある。

Sunday, November 21, 2010

11月19日(金) - 20日(土)

昼12時のバスでニューヨークへ向かったのは、とある戦略コンサルの面接に呼ばれたから。履歴書を送ったところ返事がきて、なんと交通費や滞在費として$200が支給される。採用枠が大きくないのだが、以前から関心のある会社でもあったので、とにかく当たってみた感じ。

4時に到着予定だったチャイナタウンバスは、金曜日の渋滞に巻き込まれたのか5時を過ぎてのNYC到着。6時半には初日のカクテルパーティーと企業プレゼンが始まってしまうのでタクシーで宿へ。この宿は当日の朝にあわてて予約した日本人専用ゲストルーム。1泊$55はマンハッタンでは破格。でも、案の定というか治安はそれほどよくない場所にあり、窓の外に集合住宅的なものが見え始めたときにはちょっと不安・・・。

初日はシャンパン片手に懇親会があり、その後企業側のプレゼン。学生10名弱に対して、企業側からパートナーを含む4名が参加していて、小規模具合に少しびっくり。履歴書が通ったのも奇跡じゃないかと思ってしまう。もしかしてHult枠みたいなものがあったんじゃないだろうか。

2日目、夕方5時から面接。志望動機について軽く10分程度話した後は、ケース。東京都内に3店舗くらいを構える調理器具の店の売上げが下がっているというのが問題で、この売上げを要素に分けて、問題点を予測、改善策の仮説を提示してください (15分)。

この店舗はオンライン販売もしてないし、飲食店などではなく個人客がメインだということなので、「客数 x 購入単価」 というのは売上げの方程式として成り立つのだけど、この客数については全くデータがなく、なんだかんだと仮説や影響がありそうな要因を並べてみたのだが、結局みごとに突っ込まれる、突っ込まれる。

「最近の東京の客数はどうですか?」「消費傾向はどうですか?」って聞かれても、私は日本から3年半も離れてる上に、東京には住んだこともない。正直、想像不可。フェアじゃないと叫びたいところだが、日本のコンサルで東京に事務所があるのなら、東京のことを聞かれて文句も言えない。自分の意見をサポートするデータも知識もなく、撃沈。あっという間の一時間が過ぎて、次の面接を指示されなかったので、これにて終了。要するに不合格。

11時のバスでNYCを発ち、ボストンに戻ったのは深夜3時すぎ。明日の日曜からはまた勉強に戻らないと。火曜日はQuantの試験もあるし。

Thursday, November 18, 2010

11月17日(水)

11.00 am Exam preparation
12.50 pm Accounting Exam
6.00 pm Talk on Job Interview

Accountingの試験その2。手応えはイマイチというより悪め。きちんと覚えきれていなかった部分をしっかりと出題されてしまって、どうにもあやふやな答えばかり書いてしまった感じ。まだ期末試験が残っているので、きちんと間違ったところを復習しておかないと。

夕方から同級生のT氏に面接について聞かせてもらう。某社で10年以上勤めているT氏なので、面接官もたくさんこなしていて、いろいろとためになるお話を聞かせてくれる。ついでに、Kも交えて近況なんかについてなんだかんだ話す。同じMBAをやりながら、同じ課題をこなしていても、チームの状況や、それぞれの目的、問題への対処の仕方もいろいろ違う。

近所で夕飯を食べて帰宅。あ、今日はメール処理かなり多め。

Wednesday, November 17, 2010

11月16日(火)

なんかやることがやけに多い気がする。

11.00 am Executive Track Session
2.00 pm Meeting with Laura
4.10 pm Global Management

Executive Trackのセッションは、英国にいた頃にやったStrength Finderについて。34ある強み要素から、各人に特徴的な性格を5つ見つけてくれる診断テスト。私の場合は、Harmony, Leaner, Intellection, Input, Focusの5つだった。HultのManaging DirectorのMichelleがこういうのを好きらしい。一応、知っておいて損はないんだけど。

セッション終了後、少し勉強。その後2時からキャリアオフィスのLauraに、レジュメを少し直してもらって、土曜日に受ける面接のアドバイスをもらった。この面接は日本の某コンサルティングファームがNYCで行うMBA用のセッションの一部。きっと採用枠は大きくないし、あちこちの有名大学の学生が集まってくるだろうから、きっと競争は熾烈。怖がっていても仕方がないので、やれるだけやってこなくちゃ。

Global Managementでは、Situational Leadershipというテーマで、チームのメンバーの能力やスタンスによって、有効なリーダーシップスタイルが変わってくる、という話。私が気になったのは、この分析がどうにもリーダーの行動を一面的に捉えすぎているのではないかということ。例えば、優秀なリーダーはチームが未熟なときには指示を多く出して、チームが成熟すると人に任せるようになる、というのがこのセオリーだったのだが、私が思うのは、そんなことほんとにできるのか?ということ。自分がマネージャーの立場でチームが自分の指揮の元うまく回っているとき、さらにレベルの高いチームを目指してメンバーに任せ始める、というのは言うほど簡単なことじゃないと思う。むしろ、こういった変化が起こるよう、メンバーの能力やモチベーションを引き出し、チームを次のフェーズに導いているリーダーの、変革期における行動を長めの時間軸だとか、物語的なプロセスとして分析した方が、ずっと具体的なリーダーシップのモデルを見ることができるんじゃないだろうか。んなことを授業中も言ってみたが、教官はこの発言は気に入らなかった様子。

夕方からKとNとAccountingの勉強。Bondについて説明する。結局、いちばん理解を定着させる方法は、本を読むことではなく、自分でアウトプットを行ってみることだ。日本を離れて、米国や英国で学習しながら分かったことの1つに、1人で本を読んで10のことを理解するのに10時間かかるとして、実は2時間だけ本を読めば、そのうち5-6は分かっている気がする。その後この不完全な知識を元に1-2時間程度ディスカッションをすれば、理解度を8-9にすることができると思う。アタマをインプットだけに使うのではなく、アウトプット、議論、再インプットといろんな使い方をすることが、いちばん学習を加速すると思う。

明日の水曜日は、Accountingの試験その2。夕方に同級生のTせんせーから面接のアドバイスをもらう予定。だけど、なんかバタバタしていてきちんと準備できていない・・・。夕方までになんとかしなければ。そして、そんなことを言いながら、またRtRの翻訳を引き受けた。週末の面接と来週火曜のQuantのテストの後に作業すればよいので忙しくはなるまい、と。

Monday, November 15, 2010

11月15日(月)

アカウンティング、中間テスト前半戦。
バトルの後のチームミーティングが、意外と平和に終わった。

10.10 am Finance
11.30 am HSA Meeting
12.50 pm Accounting Exam Part 1
3.00 pm Team Meeting

Financeの中間試験が返ってきた。成績は良かった(92)のだけど、平均点も83だか84だかと高くて、ここで差はつかない印象。期末試験で油断しないようにしないと。

HSAミーティング。今回はDeanのTottermanも参加していたので、授業だとか学生に対するサポートなんかについてしっかり話せたと思う。印象としては以前から思っていることだが、Deanはアカデミックな内容に対する提案にはとてもオープン。他のキャンパスとの協調などもあってできないことは、その通り言ってくれるので好感。一方で、Hultの運営部門の人たちは少し過剰防衛気味という印象。はっきりしない返事や、すでに取り組んでいるから云々・・・と言い訳がましい発言が目立つように思う。

ミーティング後にすぐAccountingの試験その1。手ごたえは悪くないが、計算ミスなどが怖い。アカウンティングは最近小テストも難しくなってきているので、水曜の試験その2に向けてしっかり勉強しないといけない。

3時からチームミーティング。Global Managementの課題に取り組む。この科目の成績は、これまでBが2つ続いていてあまりよくない。どうやら成績の付け方が他の科目に比べて少し厳しい感じはするが、今回はこれまでの分を取り返そうとみんなで一生懸命に議論。習った理論の応用と、今後のアクションプランというのが教官のThomasが期待している部分のようなので、ここに焦点を当てる。よい成績が出ますように。

この課題を終えた後、マーケティング課題に関するゴタゴタについて話し合うが、思いの外、建設的な議論になったのでびっくりしている。要するに、マーケティングの課題を全部自分は分かってるつもりで、傍から見ると全然意味不明で、コミュニケーションに失敗して孤立して行ったクリエイティブ君が、思い通りに行かず最終的にキレた、というのが私の見解なのだが (苦笑)、それよりもチームとしての問題は、この課題のきちんとしたロードマップが立てられなかったこと。他の課題に追われて後手後手に回ってしまった。この点を次回から修正して行こうということで合意。

ついでにいろいろとゴタゴタした話もあり、クリエイティブ君には思うところをなるべく親切な感じで伝えたはずなのだが、思い返すとその内容に笑ってしまう。
  • 自分が課題のことを分かっていて、かつスケジュールがまずいと思うならイニシアチブを取れ。
  • メールの文面はせめてプロフェッショナルとしての言葉遣いを守れ。
  • 人と話してるときにラップトップの画面を覗き込むな。そしてキーボード打つな。
・・・お前はおっきな子供かと。とにかく、クラスメイトからこんな説教を受けるって言うのは恥ずかしいものだ。

その後、ケースチャレンジに向けたセッションに参加。SCQというフレームを習う。要は幅広い視野を持ってゼロベースで解決策を考えていこうという話。SQCというのは下記の通り。
  • Situation 良い状態
  • Complication ややこしいこと
  • Question そこから生まれる疑問
で、帰り道にマーケティングの教官からメール。うちのチームの課題がクラスのベスト3に選ばれて、次の金曜にはクライアントの役員相手にプレゼンすることになった。大荒れの課題ながら、結局のところはうまくいったということか・・・。でもその日、私は面接が入ってたりして困ったことになったなと思う。どうせクリエイティブ君もまた気合い入れ直して訳分からないこと言い始めるだろうけれど、後はチームメイトたちに任せるしかないか・・・。

11月13日(土)-14日(日)

土曜日は昼から大学で勉強。Global Managementの準備をして、来週末に受けることになった面接の対策本を読んだり。Accountingの試験もあるのでテスト対策をしたり。

夜9時半ごろ中華街で夕飯。SufforkでMBAのプレコースに参加している友人とマレーシア料理をつまんでチョイ飲み。12時には家に帰ってきたのだが、結局ルームメイトのタラとなんか少し話し込んでしまって遅めの就寝。

日曜日は大学でアイスランドのヒルダと勉強。ファイナンスのオンラインコースとアカウンティングの問題をいくつか解いたり。あと途中でK、M、Nと私の4名で日本人勉強会をやってみたり。

夕飯をヒルダと食べた後、大学に戻って11時まで勉強。その後彼女の家でビールを1杯だけ飲んで帰宅。夜景のきれいな部屋がうらやましい。

ずいぶんストレスをためていた様子だったので、「きっと大丈夫。リラックス」と繰り返しておいたのだけれど、実際は私だってテストは自信がない。まあでも、落ち着いて問題を解けばなんとかなるだろう。

そんな感じの週末。

Friday, November 12, 2010

11月12日(金)

8.00 am Marketing
11.30 am Team talk
12.50 pm Accounting
3.00 pm 一時帰宅
5.30 pm Appointment

8.30予定だったMarketingが8時開始になったのは、教官のHurleyが11時半からの会議に参加しなくてはいけなくなったから。ADLで20年勤めていた彼は、退職して起業。今も数々の有名な企業のマーケティングプロジェクトに関わっている様子。おかしな話、現役のコンサルが講師なのだなあと実感。

だけど私の体調は優れない。前日もめたせいで、大学を出たのが午前2時半になったからだ。9時にAccountingの課題を始めようとしたところでMarketingのReworkが1.5時間、その後チームとメールでの大量ディスカッションがあり、実際にAccounting課題の作業に入れたのが12時ごろだった。しかも、夕飯も取れていなかったので、帰り道にマクドナルドのドライブスルーへ自転車で突入し、胃もたれしそうな夜食を不健康な時間に食べた。

授業はおもしろかった。マーケットセグメンテーションをDemographicだけでなくBehavioralにやった場合に、顧客のニーズの見え方が全然変わってくることを、ケースとクラス内でのアクティビティを通じて学ぶ。

Team talkでは、昨日の一連の話についてアルバロ、ジュリー、キャロラインと話す。みんなそれぞれ忙しさからプレッシャーも受けているし、クリエイティブ君の無礼なメール怒っているけれど、思ったよりは大人な対応。アルバロが比較的熱くなっていて、ジュリーは呆れている。キャロラインは割りと取り成そうとしている感じ。

私には、とにかくクリエイティブ君にチームプレーができないのが根本的な問題だと思える。勉強への取り組み方の姿勢として、新しいことを習うのではなく、ただ自分の力を見せたいかのように振舞う彼は、授業中の発言ですら、授業の流れと関係のない自分の経験についてばかりだ。ミーティング中にもネットで自分の気持ちの向くまま調べ物をしていたり、関係のない話をしたり。

次のマーケティングの課題にも必死で参加しようとするだろうし、そして他の課題では相変わらず役に立たないだろう。
そしてきっと彼は変わらないので、どうやってチームをファンクションさせていくか、そのために彼にどういうルールを飲ませるか、あるいは、チームから物理的に外れてもらうか、この辺りの判断が鍵になってくるのかなと思う。

その後、HSAメンバーと月曜のミーティングについて10分程度の打ち合わせ。家に帰って休憩後、夕方からコンサルのK氏と紹介してくれたKと一緒に夕食。来週末にNYCで別のコンサルのリクルートメントセッションに参加できることになったため、少し話を聞かせてもらった。Kのありがたいネットワークに多謝。

業務内容やキャリアパスに付いてたくさん魅力的な点があった一方で、自分自身にとっては向上すべき点がたくさん目に付いて、なかなか複雑な気分だったりする。失うものは何にもないのだから、やってみるに越したことはないのだが、Comfort Zoneから脱出するように自分を説得するのに時間が必要なのは、私の悪い癖だ。帰り道に2時間ばかり歩いて、チャールズリバーの向こう側にボストンの夜景を見たり、自分がここにいる意味と目的なんかをアタマの中で反芻してみたりして、「オッケ、がんばろか」。

元々、背伸びするのは苦手な方だが、背伸びしたまま1kmくらい走ってみたら、きっと景色は違ってくるだろうし。

11月11日(木)

8.30 am Management Communication
11.30 am Lunch
12.50pm Teamwork & Business Execution

Business Executionはようやく2回目の授業。チームワークのプロセス観察がメインになる様子。ファシリテーターの役割について議論をしたり、チームで課題に当たってその過程を反省してみたり。

30分の制限時間内に課題を解くワークで、クリエイティブインド人にファシリテーターをさせてみたところ (好都合なことにこいつが立候補した)、やっぱりこいつが全然使えなくて、ホワイトボードに無駄なことばかり書いて終わりになった。

こ のチームが課題に取り組むとき、普段ファシリテーターは私。でも、今日はみんなでファシリテーターの役割だとか心得について学ぶ機会なので、このクリエイ ティブ君を試してみることにした。私自身、あえてチームをまとめるような発言を減らして自分の手持ちデータからの発言に終始してみたり。

す ると、やっぱり全然意見がまとまらない。というか、クリエイティブ君には落としどころが見えていないので、各メンバーからバラバラに提供される情報をラン ダムにホワイトボードに、しかも彼名物の冗長な文章で書き写していくことになる。文章からキーワードだけ抜き出して、マトリクスを使えばいいのに・・・ と、提案せずにいられなくなったり。とにかく、議論の進め方のロードマップのかけない人にはファシリテーターは無理だなあと良く分かった。・・・結局、イ ライラし始めたアルバロが別の白い紙の上に作業を始めて、そっちの方が早く答えが出るという体たらく。

  • クリエイティブ君は思考が論理的でなく、思ってることが伝わらないし、人の意見を聞こうとする姿勢に欠けるので、議論を仕切ろうとするとえらいことになる。
  • アルバロはこのとき特にイライラする様子。彼は人間関係よりもタスク型。答えが出ないと憤ってしまう。だけどあまり先頭に立って仕切らない。
  • キャロラインは第一印象と違って和を重要視する。実はチームの良心なのかもしれない。
  • アヌップは国籍が同じというのもあり、唯一クリエイティブ君ときちんと話せるキーパーソン。一見口調はきついが、実は争いが嫌いな様子。
  • ジュリーはアメリカ人。算数とややこしい分析は苦手。しゃべるのは早い。ネイティブなのでややこしいこともゆっくり話すと分かってくれる。
  • んなことばかり考えて、どうやったら効率的にチームが動くか計算しているのが若干、操作主義者の私。
そ んなうちのチーム。この授業の後にはマーケティングの課題を完成させるためのミーティングがあったのだが、ここでもクリエイティブ君がやらかしてくれてし まった。自分が中心になっていたパワーポイント作成のミーティングを、「インタビューがあるから」と抜けた彼が、数時間後に私や他のメンバーが完成させ、 教授へ送信したファイルを見て激昂。アルバロに電話でキレたらしい。で、アルバロから私に電話があり、運悪く大学に残っていた私が修正作業をやる羽目に。

お かげでパワポのクオリティは上がったと思うけれど、代わりに私は夕飯を逃した。まさか階下のLing'sが木曜日に10時で閉まってしまうとは思わなかっ たのだ。昼食が11時半のサンドイッチのみだったので空腹で元気もなくなってきていたところに、クリエイティブ君からメール。内容をかいつまんでみると、 「お前らがやったこのマーケティングの課題はクソだ」、となる。どうやら大好きなマーケティングの課題を自分の思うようにできなかったためキレているらし い。

ミーティング中に一番よくネットで遊んでいて、議論に一番貢献せず、今回も1人でパワポ作って周りを混乱に巻き込んだ張本人の発言と は思えず、思わず絶句。ま、もう彼はどうしようもないので、とりあえず彼を除くメンバーに「このメールを削除するか彼を削除するか迷ってるんだけど、どう したらいい?」と冗談めかしてメールしてみた。

でもその後、ジュリーからは電話が鳴るし、アルバロからは怒りに燃えた返信が届き、その後 少し落ち着いた感じで電話もかかってきた。私はこのごたごたが落ち着くまで自分の作業 (明日提出のレポート) に取り掛かることができず困った。とりあえずクリエイティブ君とはコミュニケーションが取れないことがはっきりしてきたので、彼を切るか育てるか、メン バーと相談しながら接し方を決めていかないと。

そんなどうしようもない一日に、1つだけあったすてきなニュースは、Economicsの 最終試験が返ってきて、100点満点の97点という点数が付いていたこと。90点台は全体の13%ということなので、おそらく上位5%くらいには入ってい るだろう。心配していた計算間違いも、解答のプロセスが正しいからと若干の減点を受けるのみになっていたのが勝因。これで中間試験(70/80)、レポー ト2つ(28.5/30、15/15)、最終試験(97/100)と、点数でいえばAが確定。授業中の発言も平均よりは多いし、たぶんなんとかなるだろ う。

Thursday, November 11, 2010

11月10日(水)

バトルの日 (最近闘う頻度が高いなあ…)。

10.10 am Finance
11.30 am HSA Meeting with Tutors
12.50 pm Accounting
2.30 pm Team Meeting

FinanceはBond (債権) の話。Bondの種類、仕組み、Coupon、Time value of moneyの話。シャルティエの授業は相変わらず初心者に優しい。AccountingはCash Flow Statement。これも一応かじったことがあるし、例題を解いておけば大丈夫。

昼にHSAのメンバーとチューターとでミーティング。チューターというのはHultに雇われた去年のMBAたち。今年の学生の勉強の相談に乗ったり、分からない問題を教えてやったりするのが仕事。チューターたちがいうには、教授陣の一部が、今の学生の一部にほんとに授業に付いていけていなかったり、基礎的な数学の力が不足していたりすることを心配しているらしい。で、ミーティングの狙いはみんなにどうやってチューターをうまく利用してもらって、学力の底上げをしていくかと。

実際、先週だか先々週だかにチューターが授業の後でやってきて、学生の危機感をあおる感じの発現をしたのだが、逆にその言い方が高圧的になって、今の学生たちにとってはチューター利用のハードルが上がってしまった面は否めない。話してみると知的な面々なので、困ったときには力になってもらえるように関係を築いておきたいものだ。

で、午後のチームミーティングはひどいことに。明後日が提出期限のMarketingの課題について、メンバー間でゴールに対する認識がずれている。孤軍奮闘して、プロジェクトの目的、提出物の確認、スライドの構成などについて理解を共有してみるのだが、これが本当に骨の折れる作業だ。

私はAccountingやFinanceの課題を仕切る代わりに、MarketingやGlobal Managementなど、現時点であまり数字を使わない科目についてはメンバーに任せることが多い。理由の1つは、極端にチームを仕切ってしまうキャラクターを確立させたくないことだが、もう1つには、これらの科目では数字の正しさや論理の整合性ではなく、いろいろな視点や想像力がモノを言う気がするので、収縮型の思考の私が少し引いた方がアイデアは膨らむと思うからだ。だけど、今回はまずい。提出2日前にして、結局やるべきことも、そのプランも立っていなかった。だって、手が回らなかったのだもの (しょんぼり)。

「オレ、マーケティング大好きだからこの課題かなりがんばりたいんだよね」みたいに言ってたクリエイティブインド人が、結局一番わけが分かっていないという事実も明らかになり、なかなかやってくれるなあという感じ。課題は「クライアントが市場調査を行いたい場合に提案するリサーチプランを考えなさい」なのだが、彼のアタマの中には「リサーチプラン」という単語が刺さらないようで、思考が「宣伝プラン」に終始してしまう。「SEO対策をやってウェブサイトへの訪問者を増やそう」とかすぐに言い始めてしまうので、趣旨がずれていると何度説明しても、無駄。ほんとに伝わらない。

・・・で、そのうち事態が悪化。クリエイティブ君が、議論に疲れたのか1人で階下のLingoへ消えてプレゼンのスライドを作り始めたのでアルバロがカチンときたらしい。「俺らが話し合ってるのを無視して、結論も方針も曖昧なままでパワポ作りしているあいつはなんなのだ」と。私も同感。ただ、彼がミーティングにいたところで、とかく、議論が議論にならない。なのにそんなときにひょっこりクリエイティブ君がミーティングに戻ってきたりするもんだから、紛争勃発。ああもう、見るに耐えない。でも、口を開くと私もクリエイティブ君を責めちゃってたりする。というのも、事実を事実として話すと、彼に都合の悪いことばかりになるんだよな。不思議。

で、アルバロ対クリエイティブ君の後は、ジュリー対クリエイティブ君も勃発。とりあえず、みんな忙しいからピリピリしているのだ。なんともかんとも。忙しいときにバカなことばっかり言うやつがいるとほんとにつかれる。つうか、これだけ周りが自分に対してばかりイラつき始めたら、自分の言動におかしいところがあることくらい考えられるんじゃないのかと思ってしまうのだけど、そういう人だったらこんなに苦労しないか、と。

いやほんと、こんな日はつかれる。

Wednesday, November 10, 2010

11月9日(火)

Accountingでバカみたいなことが起こり、午前2時前まで大学に残る羽目に。

12.00 pm Team Meeting
4.10 pm Global Management
6.00 pm Accounting Assignment

Accountingの課題は明日提出。全部で7問くらいあった問題をチームの数名で分担したのだが、私の担当分は他のメンバーの結果を踏まえた提案部分。私の直前の問題をインド人2名が担当しているのだが、お昼のミーティング中に進捗を確認すると、収益性に関する問題を担当しているアヌップが60%くらい、資産の流動性と自己資本率に関する問題担当のナミットが30%くらいの完成度といった感じ。後者はおそらく会計を分かっていないので不味いなあと思っていたのだが、とりあえず数値とその解釈を確認しながら「ほんと大丈夫?」などと聞いて、とにかく彼らの完成を待つことに。

Global Managementの授業は、テーマがカルロスゴーンとリーダーシップ。日本の事例が出たので、何か貢献しようと思っていたのだが、とりあえずケースの背景(Nissanが苦境に立たされるまで)にあった戦後日本の護送船団方式の経済政策と系列について少し話してみる。どこまで伝わったかは分からないけど。で、この授業ではクラスの他の2名の日本人も積極的に発言してくれたりして、Hultでの日本人プレゼンスの向上にたぶん一役買うことができた。

問題はその後。ナミットが一緒に課題を仕上げようと言うのでミーティングルームにこもるが、一緒に勉強するも何も、彼の仕事が終わらないと私は仕事を始められないのだ。そして、彼の一つ目の質問が「要するに資本構造って何なんだ」と、全く基礎を理解していないことを明らかにしたため、私は途方に暮れる。内心呆れながら、会計基礎を教えてやって、彼の作業を待つ。

先に送られてきたアヌップの出来もいまいち。いくつかの指標に触れていないし、論点がずれている部分もあったので、指摘して追加作業してもらう。1時間か少ししてナミットの作業も終わるが、これも困ったクオリティーだ。フォーマットは先に完成しているアヌップのフォーマットと違うし、ただ書いてみただけで関係ない内容が多い。もうこれ以上彼に任せておいてもロクなことにならないので、後は自分で作業することにする。

で、ナミットを先に帰らせて、アヌップとナミットの作文の添削をしながら、「ああもう、口語で書きやがって・・・ぶつぶつ」とかぼやいたり、全体のトーンを整えたり(Weを使わない、とか)、エクセルの表のデザインを整えたり。そして小一時間経ったところでふと気づく。Current RatioよりもQuick Ratioの方が高くなっていて、この数字はありえな・・・い。彼らの作業の元になった数値が間違っている。この数値が違うと、以降の判断が全部違ってくるのだ。犯人は、ジュリー。でも、ナミットも気づけよと。

結局、3問ばかりのエッセイ方式の解答を1から書きなおす羽目に。時刻はこのときすでに10時を回っていた。おそらく他のメンバーに言っても今から作業なんてしないだろうし、どうせ添削は私の仕事になってしまうから、一人でやった方が早い。・・・で、書き直し、エディットし、印刷までが終わったら1時半を過ぎていた。やっぱりこういうのは元データから分析、提案まで一人が通して見ないとダメだ。そして、会計を分かってないやつに会計の仕事をさせるときには、もっと近い距離でのスーパービジョンが必要だと思い知った1日になった。

Monday, November 8, 2010

11月7日(日)

Global Managementの課題を終わらせて、Financeのオンラインクイズを終わらせた。あとRoom to Readの翻訳も終了。ちょっと久しぶりだったし、ジョン・ウッド氏の講演の後だったから訳をしていても楽しい。あとはAccountingとMarketingの課題を進めたかったけどいまいち集中できないままに時間が過ぎた。どうにも生産性が低い。それにしても、週末らしさが感じられないのは困ったものだ。あと数週間の我慢だと思うのだけど(落ち着きますように)。

その他、HSA関係で投げ込んだメールに返信があったり、ホゼとSkypeでクラスの愚痴を言ったりと、いつも通りに勉強以外の時間もたっぷり取れてしまっている。

時々心配になるのは、このペースでの仕事の仕方に慣れていると、学校を離れた後の仕事の能率が、一般の日本人ビジネスパーソンに比べて悪いままになってしまうのではないかということ。基本的に、アタマをフリーにする時間と集中して作業を終わらせる時間のバランスが私にとってはとても大事で、人よりも気を抜いている時間が多い分、やるときには割と効率と精度を高めでやれるんだと、楽天的に考えるようにはしているのだが。

来週は、月曜にはFinanceの中間試験、その後もAccountingの課題2つ、Marketingの課題提出などなど、これまでで一番忙しい一週間になりそうな気がする。ちょっと休憩時間を減らすことに力を注いでみようかなと思う。このブログを書く時間は削らないようにしたいけれど。

Sunday, November 7, 2010

11月6日(土)

体調、回復気味。生活を元に戻さねば。

朝からメールの整理。学生委員会HSAがらみでおもしろくないことがあったので、再発防止の意味を込めて警鐘的なものを鳴らす。効果のほどは不明。その後、一日の行動開始。

風邪をひいている間に汗をかいては服を着替え、洗濯機をぐるぐると回していたので、部屋がひどく散らかっていた。ベッドシーツとタオルなど大きな物をまとめて洗濯機に放り込み、その間に洗い終わった服や下着をきちんとたたんで収納。さらに近所のスーパーでかった青いほうきで床も掃除。なんとか住める部屋に戻ってきた。こうなってくると、掃除にも力が入ってしまうのが私の悪い癖だ。いろいろ課題も残っているし、風邪ひきでスケジュールよりも遅れているものもあるのだが、シャワーを浴びた後にバスタブやバスルームまで掃除してしまった。

Hult2000年度卒業生の同窓会で知り合った先輩たちにお礼のメールを送り、明日提出の課題のGlobal ManagementのEssayに取り掛かる。この科目は、異文化の中でのマネジメント、いろいろなマネジメントプラクティスに対する違った国からの違った反応などを学んでいるはずなのだが、実際50カ国からの学生が集まり、それぞれに思うところのある議論が決まった結論に落ち着くことなどあり得ない。そのため、毎回の学習内容が非常に曖昧で言葉にしにくいのが難点だ。

また、本当のところを言ってしまえば、クラスの面々の中には英語の問題なのか、国民性または個性なのか分からないが、教官の質問に答えることよりも自分が思ったことを発言することに終始している学生もいて、これがまた話を分からなくする。これについては授業開始直後から問題になっていて、特にCase Analysisの担当だったJulie Cooperは、ケーススタディを学びあるものにするためにも、発言の仕方など教えていたのだが、なかなかどうして時間が経つと元に戻ってしまうというかなんと言うか。とりあえず気になるからDiscussion forumにでも書き込んでみるか。

で、なんやかんだしているうちに夜になり、うちにKenがやってきてごはんを食べる。カセットコンロを買ったきり使っていなかったので、この上にフライパンを置いて冷蔵庫の中の物を片っ端から焼いて食うという乱暴なメニューだったが、久々の焼き物はやっぱり美味しい。元気が欲しいときは煮物よりも焼き物なんだよな、と。

Friday, November 5, 2010

11月5日(金)

まだ風邪引き。

9.45 am 登校
11.10 am Managerial Economics Final
12.50 pm Career Office Carolineとお話
1.30 pm 一時帰宅
2.30 pm Global Management
5.30 pm Volunteer for Hult 2000 Reunion
となる予定。

いまは一時帰宅しているところ。半時間ほどで着替えて再登校。

Economicsの試験で痛恨の計算ミス。おそらく15点くらい飛んでいく計算。「難しい」という評判だったにも関わらず、20分以上時間を残して解き終えることができたんだけど、見直してるときに代入した数値が違っていることに気づき、再計算したときにミスをやらかした様子。風邪による集中力不足、ということにしておくか。これまでの成績は中間試験、アサインメント(×2) ともに上位20%には入っていたので、ここで成績落としたら残念。

Global Managementでは、中国とのジョイントベンチャーに失敗する米国企業の事例。私にとって勉強になったのは、中国企業の「人と人との結びつき」が日本よりアメリカよりどこよりもモノを言う風土のこと。ベネズエラのオズが米国企業の代表役、中国人のイチェンが中国企業の代表役になったロールプレイではみんなが爆笑。とにかく、「私の家族もこの会社で働いてるんだから、ガイジンのあなたは余計なことはするな」とか「つうか、あなたのことはあまり知らない」とか、海外在住暦も長いイチェンが敢えて「中国人らしく」振舞ったことで、異国文化が腹に落ちるくらいに良く感じられる。次回、テーマがカルロス・ゴーンとNissanとのことなので、日本人のクラスメイトとちょっとした資料を発表しようかと検討中。

Hultの2000年度の卒業生が同窓会をやるらしく、HSAメンバーやExective Trackのメンバーに、ボランティアの要請がかかった。2000年当時のHultというのは、まだArthur D. Littleだった頃だから、かなり小規模、そしてかなり実戦形式のコンサル付属MBAだった様子。そんな卒業生たちの同窓会なら、きっと面白そうな人たちに会えるはずなので、風邪引いてたって行ってしまうことにした。

びっくりしたことに、この同窓会に日本人が3人。しかも全員がわざわざ東京から来たとのこと。話を伺ってみると、当時は一学年が50-60人と、今の3分の1程度しかおらず、やっぱり学生同士のつながりが深く、今でもメールでのやり取りは継続している。今のクラスメイトたちを見回すに、こんな風になれるかなというのはなぞ。私たち自身のがんばりに掛かってるんだろうけれど。

終了後、金曜日名物のLingoでのビールを飲み、ラテンの面々とアイスランドの金髪美女ヒルダとご飯を食い、捕鯨について熱く語って帰ってきた。「見た目が残酷、自分たちが食わない物に対する異物感以外、捕鯨に反対する正式な根拠が本当にあるのか、西欧の報道を見るたびに考えてみるがよい」と言い切ってみたら、割と説得力があったらしい。捕鯨国アイスランドのヒルダは喜んでくれてたかも。それにしてもアイスランド、知られているのが捕鯨と金融危機のときに国家が破綻したこと。ほんとはもっとすばらしいところのある国のはずなんだけどなあ。

Thursday, November 4, 2010

11月4日(木)

風邪引きだけど、ハーバードへ行ってみた。

12.50 pm Managerial Economics
5.30 pm speech at Harvard School of Education "John Wood from Room to Read"

午前中にLady Soudaの授業があったんだけど、目が覚めたときには手遅れだった。高熱による頭痛が激しくて動けず、薬を飲んでしばらく横になり、昼前になってマシになったのでシャワーを浴びてEconomicsの授業へ。ゲーム理論の続きと、Pricingに関するレクチャーがあり、これでテスト範囲がカバーされたんだけど、この翌日には試験だというのだから困ってしまう。文句言っても仕方ないから、何とかするしかないんだけど。

そんな不安を抱えたまま、夕方からはハーバードのSchool of Educationへ。ボランティアで翻訳を手伝っているRoom to Readという非営利法人の代表のJohn Wood氏が講演に来るという情報を嗅ぎつけたからだ。元マイクロソフトのマーケティングディレクターだったWood氏の講演はとてもおもしろかったし、現在の事業への熱意もとても伝わる内容。そしてスライドの作り方などに、マーケティング畑の人に特有の映像で魅せる部分が感じられたりして、なるほどこういう人がやるNPOだから受けるんだろうなと思ったり。

MSを離れて、RtRを立ち上げ今に至るまで、そして今後について、とてもフランクに話してくれた。質疑応答の間、一緒に行ったクラスメイトのKenが「あなたは私みたいな日本のビジネスマンに何を期待するか」と聞いたところ、「日本はRtRのとても重要なパートナーで、東京チャプターは世界で一番大きな金額の寄付を集めている」と日本をべた褒め。お世辞もあるんだろうけれどうれしい。講演後に私も、いまは東京チャプターにボランティアで翻訳を行っているが、ボストンでもRtRに関わりたいと言ってみたところ、わざわざボストンチャプターの代表を紹介してくれた。

帰り道で風邪薬が切れたのか、頭痛や発熱が再発したのだけど、それ以上にハーバードまで行って良かったと感じた一日。明日はEconomicsの試験だけど、大丈夫なんだろうか。薬でごまかしながらの戦いになるな。ううむ。

11月3日(水)

風邪、悪化。

8.30 am Managerial Economics
10.10 am Finance
11.30 am Executive Track Mentor Kick-off
12.50 pm Team Meeting
2.50 pm 風邪悪化のため帰宅。

朝、起きると頭痛と寒気。でもEconomicsは試験が近くて休めないので、風邪薬を飲み、熱いシャワーにしばらく打たれて、体温が上がったところで小雨の中を強引に自転車登校。歩いて大学へたどり着く元気がない。授業に5分遅れで到着すると、おかしな汗が出る。苦笑

EconomicsではOligopoly (寡占) 市場におけるゲーム理論。以前に軽く経済学の本を読んでまるでピンとこなかった内容なんだけど、Deneffeの解説が良いのか、私が以前よりもセオリーに対して柔軟になっているのか、割とすんなりアタマに入る。
とにかく理論を理解したければ見る点を絞って合理的に考えれば良い。相手がオプションAを選んだ場合、Bを選んだ場合、と1つずつきちんと考えられれば簡単なのだが、大きな視野を持って大局を見てしまうと判断が狂う。通常、私は各部よりも大局を見ることに価値を置く方なのだが、なるほどこういう判断で言えばそれではいけないということ。

で、こういうクラッシックな理論の弱みという部分も見えていて、要するに、全プレーヤーが合理的な判断を行うという前提なので、どこまで現実に当てはまるのかは分からないし、そもそも得られる結果というのが、各プレーヤーにとって異なって見えていることもあるだろう。相手プレーヤーが私のように各部を突き詰めて考えずに直感重視の非合理的判断を行ってしまう場合には両者がバカを見ることになるだろう (気を付けます。笑)。

幸運なことに、授業に集中できている間に薬も効いてきたらしく、ダルさは残るものの続きのFinanceも乗り切れそうな気分になって来る。FinanceのクラスはTime value of moneyの続き。あまり目新しい点もないように思ったのは、私が分かっていないだけか、それとも試験に向けてCartieが重点的にこの分野を対策してくれているからか。このTime Value of Moneyに関しては、きちんと時系列でキャッシュフローを図示できれば間違えないと思うので、週末に練習問題を解きながら試験対策をしようと思う。そして何より風邪を治さなきゃ。

お昼はExecutive Trackの特典としてHultが紹介してくれたメンターのNanetteとランチ。他のETメンバーとそのメンターたちとでサンドイッチをもぐもぐとやりながら、とりあえずお互いの自己紹介および今後の希望について小一時間ばかり話す。Nanetteは某大手電器メーカーのMarketingの部門のSenior Directorらしく、とても忙しい中時間を割いてくれている。またこのメンターシップに参加するのも初めてだということで、「なんでもできることは言ってね」とのこと。あんまり親切すぎて、進路希望がはっきりしていない自分が申し訳なく思えてしまう。

ランチ終了後、振舞われたサンドイッチをこっそりいくつか拝借して、チームミーティングへ。ほんとは11時半開始だったのだが、メンターランチのため遅れて参加。手土産にサンドイッチを持って行ったわけだ。Accountingの提出課題が来週2つもあるので、その打ち合わせ。Walmartと競合との財務比較をするのに、なぜか他のメンバーはTargetという米国ローカル(?)な企業を選んでしまっていたので、そこはやっぱりWalmart同様に世界中で展開しているフランスのCarrefourか英国のTescoだろうと説き伏せ、結局規模が大きかったCarrefourを比較対象とすることにした。この作業は週末にやって、月曜日のミーティングで完成させることにする。

ミーティングの後はクラスメイトのEconomics試験対策を手伝うはずだったのだけど、
予定をキャンセルして帰宅。風邪薬がそろそろ切れてきていたし、まだ熱もある感じだったので、風邪をこれ以上悪化させないようにした。ここのところのボストンは本当に寒い。暖房を入れ、薬を飲んで、布団に包まっていると大量に汗をかくのだが、そのまま眠ってしまって目覚めると、暖房がいつの間にか切れていて部屋は寒くなっている。服を取り替え、トイレに行く間にはほんとガタガタと震えてしまうくらいだ。これは風邪をひいているから寒いのかとも思うが、回復してみないことには良く分からない。

Monday, November 1, 2010

11月1日(月)

少しゆっくりできた週末が終わり、月曜日がやってきて、
まあ、いつもの感じに戻ったなという印象。

8.30 am Accounting Assignment
10.10 am Finance
11.45 am HSA Meeting
12.50 pm Team Meeting
2.30 pm Accounting
5.00 pm UN Day Event

朝から大学でアカウンティングの課題をやって、ファイナンスの授業へ。基本的なPresent valueとFuture valueの話なのだが、やはり数学の苦手な人たちが混乱している。授業のスケジュールに関してはずっと以前からシラバスが配られているのだから、ちゃんと予習をしてくるべきなんだけど、シャルティエは親切なので丁寧に解説。

HSAミーティングは、先週やってきたチューターへの批判が議題に上げられちゃったりして、あまり生産的じゃなかった。あとは、オスがモジュール終了時のパーティーを自分たちで企画させてくれとStudent Serviceに話してきたとかどうとかで、私は正直どうでもいい。ま、Lingo's以外でのパーティーなら、気分も晴れるのかもしれないけど。

Team Meetingでは、Quantsの仕上げとファイナンスの計算問題をやって、それからアカウンティングの授業。債権(ボンド)の話。なるほどなるほど。UN Dayのイベントではフレンチのクラスメイト、チェリーからのプレゼンと、ドキュメンタリーBlack Gold。コーヒー豆の生産をしているエチオピア人の話。

金曜日にEconomicsの試験があるので、明日あさってはしっかり勉強しないと。